風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

はじめの一歩

2017年03月17日 | 詩吟
須藤先生のご都合で、今日の素読の会がお休みでした。
せっかく空いた時間ですから、ご自由にお使いくださいと、先生からの提案でした。

通常の開始時間から30分遅らせてのんびりとはじめました。


一年間の復習と独吟、そして、先輩がたの模範吟詠と一言というプログラムです。

生徒のみなさんは、復習の時、遠慮無く質問を出してくださるようになり、下手でも声が出なくてもいいのよという言葉を実感されながら、独吟をしてくださいました。

それは、何時も後方で支えてくださっている先輩であり指導者でもある方の叱咤激励の言葉あってのことでした。

支えられながら、月に1回1時間の練習でも、この上達ぶりは、諸先輩の吟詠の前のひとことご挨拶の中に、異口同音に生徒のみなさんを褒めていただきました。

恵まれた環境で、穏やかに練習が進むのは、とても豊かな気持ちになれます。

芦孝会の教室の練習は、細かいことに及んで、小うるさく感じられるようになってきたのかもしれませんが、ここでは、そんなことはなく、気持ちのままに、穏やかに練習が進みます。


たいていのことでは、お休みなさらない須藤先生も、ご家族のこととなると、例外でした。
そして、ただお休みにしないで、その時間を詩吟の「初めの一歩」に譲ってくださいました。その配慮のおかげで、1時間の時間内では、できないこともプログラムの盛り込むことができました。
年度末ということもあり、一年の復習をみっちりいたしました。
そして、、たっぷり諸先生の吟詠を聞いて、年度末の締めくくりとして、贅沢な時間を過ごせました。

須藤先生ありがとうございました。

先月生徒さんたちにお配りした、CDもしっかり聞いてくださったようで、同じ吟題を女性の吟者と男性の吟者で吟詠している者にも、かなり趣が異なっていることも、聞き分けて、楽しんでくださっている方も居らっしゃいました。

聞く耳も育っていて、頼もしい限り。

それなのに、私はいつも変わらない上達しないと嘆くのです。

あなたの立ち位置は、何時もここ。
でも、他人から、別の場所から眺めると、確かに階段をあがっているんですよ。
わたしの「ここ」は、本人から見るといつもゼロメートル。
「ここ」はここでしかない。

その、他人を眺める自分の位置は、確実に上がっているという認識は、どこで、実感させてあげられるのかなぁ。

来年度も、ご参加くださるようで、楽しみです。

そして、4月から取り組む吟題も「偶成」とのリクエストがありました。

これは、はじめの一歩の一番最初に取り上げた吟題です。
今日まで残っていらっしゃる方は、途中から入ったので、「偶成は」知らないのです。

リクエストのお答えして、四月からは、「偶成」にいたします。
皆さん、楽しみましょう。



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