風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

上達していく道筋

2018年02月03日 | 詩吟
上達していく道筋には、紆余曲折。

特に、優れた基礎知識、基礎技術があると、未知の分野の詩吟を身につけていくのに、とっても役に立つのだけれど、それが、たまに邪魔をするときがある。

突出した能力に、早く追いつき追い越せと、自分も他人も頑張らせてしまうから。

それなりに、折り合いを付けて、普通に、そして、時と言うものを味方に、精進していくほかはないのに。

そんな時、良き見極めをして、助言をしてあげることができたら、今持っている自分の力に、目覚め、足りないものとするのではなく、今あるものとして自信をもって、上昇していくことができる。

持っている能力が故に、悩むことにならないように、先輩として、添える言葉は何だろう。

今すぐにできないことは、宿題として、頭の隅に置くけれど、作業は脇に置いて、今できることに着手しよう。




超初心者を卒業するころには、送り仮名に頼らないで、せめて、朗読をするときは、漢字で読みましょう。
仮名一つ一つに正確な音程を載せることができるようになったら、意味を持つ述語としてとらえて、漢字の持つ物語性、絵画性を味方にしてみよう。

日頃意識していなくても、漢字を特に学んでいなくても、漢字を目にした時、それぞれが「絵」を思い浮かべているはず。

それを味方に、よく読む、漢字を目にして、読むだけで、詩が体に入ってくるような気がしませんか。

そして、音程の問題。
難なくこなせる人もいるでしょうが、下がっていく音階には、なかなか対応できないかもしれません。
下がる音は、確かに難しい。
階段は、駆け上っても、降りるのは、こわいし、そう簡単にはいかないのと同じ。
慎重に、足元を確かめながら、下りていけば、そのうち、滑らかに降りることができるようになります。

それには、ちょっとしたコツがありますが、実際に声を出しながら、練習をするしか私には、手立てがなく、わかっていただけるように、記述するのは、難しいです。


「まねび」という言葉のように、先生の吟詠をしっかりと真似して、自分の「まねび」にしましょう。


そんなことを言ってしまったら、私も、自分の吟詠をもっともっと伸ばしていかねばねぇ。
そう言えば、昨日今日は、関吟の「吟道大学」が開かれ、芦孝会からも5人の方が、受講しています。
どんな感想を持ち帰られるやら、楽しみです。


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