風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

講評

2018年02月25日 | 詩吟
この日、審査の先生からの講評を、会員さんにお伝えするためですかなり身を入れて聞きました。

まず「調和」
音程が正しく、しっかりしていること、伴奏にあっていること、これができると、聞いていて、不安がなく、気持ちが良い。

いろんな項目を挙げて説明を聞きましたが、、すべて、「気持ちが良い」ところに落ち着くのです。

前の吟者の音に惑わされないためには、前奏の時、頭の中で詠ってみると良い。

ビブラートは、音程の不安定さにつながる。

大呼吸を。

流れるリズムで。






発音担当の先生からは、「アクセント」は、10点満点が取れる項目ですとの前置きから、始まりました。

その中で、特に、言葉を早く言うことで、無アクセントになっている
言葉がゆっくり過ぎて、ぎこちなくなっているとのご指摘がありました。

『会話と同じに言葉をしゃべるそして、最後の母音で伸ばします。』の基本の基を強調されました。

そして、特に、目から鱗の知識は、平板のときは、しゃくらないでスッとだす。
   例えば、しょうぜんの「お」は、「下に押し込むように。」とのご指摘でした。

文字に書いて、「押し込む」だと、理解しがたいのですが、先生のご説明の言葉の音色と、手振りで、かなり伝わった気がしました。

此の押し込むという発声は、高い音から低音に落ちる時も、声が上ずってしまわないためのテクニックと同じではないかと言う気がします。

高音の伸びがあればあるほど、低音の安定の精度を上げていかないと、弱い不安定な声が聞こえてきて、悪目立ちをする。

一つがスキルアップすると、必ず、その隣もそれ以上に精度を上げなければ、良さが半減し、欠点が目立つようになります。

あれができたら、これが、、、と、次々と宿題が生まれるものなんですねぇ。


最後に委員長の講評
 
渡り、鼻濁音など、自分の苦手なものの無い詩を選びましょう。

腹式呼吸をして、気迫のこもった声を。

姿勢正しく、正面に向かって、少し遠くを見て。

ャPットは膨らませない。名札をまっすぐに。

扇子を持ちましょう。

手は、帯の下に組み、左手を上。


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江東区コンクール 

2018年02月25日 | 詩吟
江東区吟剣詩舞道連盟主催の平成三十年全国吟詠コンクール江東区大会が開かれました。
場所は、江東区深川江戸資料館。

気楽な応援者の立場で、開場から30分を経た時間に到着。
この日は、東京マラソンの当日、会場周りは、コースになっていたようで、地下鉄を降りて、地上にあがると、ロープが張り巡らされ、道路が横断できないように、なっていて、警備員がたくさん出ていました。

青葉の会員から、今日はお二人エントリーしていましたが、お一人は、都合で、欠席。
初めての出場に、緊張しているはずの会員さんを見つけて、声出しをしました。

緊張をほぐすのに、体操から初めて、正しく立ち、胸の力が抜けて、大きく開いて、楽に感じられているのを感じてもらいました。
この姿勢を取ると、安心感があるようで、表情の硬さが、無くなりました。

そして、伴奏を耳元でならしながら、詠ってみました。
比較的落ち着いていて、これなら、自分の実力を出せるんじゃないかなとの感触がありました。

この大会の応援も、ほとんど来たことがないので、応援と言いつつ、不案内でしたが、初体験の彼女には、私が居るだけでよかったようでした。
いつもの会場がこちらに変わって、こじんまりとしていたので、初挑戦の彼女には、良かったのか、悪かったのか。

教場で、コンクールのお知らせをした時、ご自身から、「コンクールに出ます」と、頼もしい申し出でした。
その時、私は、「えっ」と驚いたはずです。

その初挑戦の今日、18位入選のうちの16位と言う成績で、都大会進出を決めました。

             おめでとう!

かつて、私は、たった1回優勝したことのあるのが、この江東区大会です。
初出場初優勝を決めたのは、一般二部に該当となる50才になる年でした。

その始めて参加の大会に、今体調を崩されているS先生と出場して、ワンツーフィニッシュを決めたのが、ほんとに、良い思い出です。

それを置き土産に長い休眠期間に入った私が、復帰した時のこと、おたおたしている私に、S先生は、「おぼえてますか?あの、ワンツーフィニッシュを」と話しかけて、復帰を喜び、励ましてくださいました。

今度は、私が、その言葉で、先生を励ましたいと思います。

19年も前の話を思いだし、さらに10年を下って復帰したときのことを思いだししているうちに、すべての、入賞者に賞状授与をされ、エントリーの手続きで、賑わいました。

こんなことは、初めてのことで、いろんな人に教えてもらいながら、助けられながら、申し込みをして、ほっと一息。

次の都大会は、5月13日(日)です。それまでに、スキルアップして、臨みましょう。
コンクール対応のためには、すでに経験している先輩の懇切丁寧な実体験のご意見はとても参考になったようでした。
これからも、先輩を頼りにして、切磋琢磨しましょう。

たまには、百戦錬磨の先生がたの教場へと出向いて、私には対応できないことを学びに行くのも良いかもしれません。

これからは、どんな風にれんしゅうしたらよいのでしょうねぇ。
私には、基本を助言することしかありませんが、試行錯誤をいたしましょう。

ご家族のことで、かなり忙しく氣のもめる日々を送っている彼女に良い励ましと、エネルギー源になったことでしょう。

よかったね。
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