風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

一人 3,000回

2018年02月12日 | 詩吟
「一人」「3,000回」の二つのキーワードで、触発されたような、かえって、「しん」と気持ちがすずかになってしまったような、、、
でもやはり、試してみようとできることなら笑顔でと、思ったことでした。

その先生の「ひとり」と、私の「一人」は、まったく質の違う「ひとり」だから、比べようもないけれど、私は私なりの一人で頑張った時期が、長かったなぁ。

最近、同朋を得て、いろいろと意見を頂いたり、相談に乗ってもらったりしているから、「一人で頑張る」なんてできるのだろうかと思う。

一人でやるのは、時間がかかりますと、おっしゃっていました。
自分で自分の姿を思い知るなんてことは、一吟3,000回をやりおおせる先生だからに違いない。

録音をして、他人の耳で聞こうとしても、その音源は、本当のことを聴こうとしていない耳には、やってるつもりの吟詠しか聞こえてこない。

「だから、1週間置いてから、聴くのです。」とおっしゃった。

そしてまたさらに、3,000回の道へと戻っていく。

山に行って、木の葉をその日決めた数だけ取って、その葉っぱが手からなくなるまで、吟じるのだとか。


その環境にないと言ってしまったら、おしまい。

何かの形で、せめて、一吟200回をやってみるか。

期限は決めませんと、おっしゃったので、とりあえず、「正」の字を書いてみよう。
空中に消えてしまう吟詠を、「正」の字で、見える化してみるのも、励みになるのかもしれません。


うちで練習するときは、こたろう様のご機嫌による。
ご機嫌と言うより、私の喉のご機嫌によって、そばにいるときと、すたすたと部屋を出ていってしまうときと。
その差は、歴然。伸びやかに声を出している時は、猫の耳にも心地よいらしい。

その伸びやかな声で、200回をとりあえず。

あるいは、一人カラオケで、やってみよう。

一人は、かつての経験で、独りよがりになるから、なるべく避けて、発声練習と喉と胸を開いて、発声することの練習にしたらいいかなぁ。


今日は、哲皚会松戸支部が主宰する関吟の関東連合の初吟交流会。
手作り感満載のこの初吟会は、先生みずから、先頭になって立ち働き、もちろん、東京芦孝会の会長以下参加の幹事さんたちも、もちろん、会員さんまで、設営に、運営に、片付けに快く力を貸して、初吟会が行われました。

かつて、東京支部だったころ、中央会、小岩教室、小金原支部で、ご指導をなさった先生が、地方からお越しいただき、そのころお世話になった方がたとの交流が、にぎやかに行われていました。
その先生が、この二つのキーワードをくださったかたです。

お名前は、存じていましたが、ちょうど休眠期間に、東京にいらっしゃった先生で、すれ違いだったため、顔を合わせるのは、今日が初めてでした。

初吟会のおかげで、よき出会いを下さって、ありがとうございました。

哲皚会松戸支部の初吟会は、毎回、ビンゴで心づくしの商品があたります。また来年、たのしみに、していましょう。
一年の初めに行われる発表会は、とても意義のある会です。
今年一年の、吟詠を占う意味で、今年は特に、私にとって、意味のある会でした。

私の吟題は、去年からのテーマ「海を望む」あれだけ練習をしたのだから、さすがに、舞い上がることはなかった。
17日の日詩協での、良い布石となったのかな?


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