風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

女性との合吟

2018年12月08日 | 詩吟
11年前のこと、10年ぶりに詩吟に復帰して、すっかり声の支えがなくなっていました。

休止状態に入る前は、野田先生のご指導する教場にだけ参加していました。
それが、普通のことと思っていましたから。

10年の休止期間を経て、復帰した時は、練習量を増やして、元の吟詠に戻すには、他教場へお邪魔して、練習を増やす以外にはないと、可能な限り、お世話になることにしました。

自分のための練習として始めましたが、10年前のことですから、今は、成長して、問題ない吟をなさっている会員さんも、そのころは、初心者だった方が多く、女性の吟詠にもう少し力強さが欲しいと感じました。

それで、その時の自分にできることは、その女性たちと合吟をする機会を持つということでした。

隣で並んで、吟詠をしていると、女性は感覚的に受け取ってくださり、馴染んでくると、いろんなことを尋ねてくださったりもしました。

教えるなどという大げさな形ではなく、自然と育ってくるものがありました。

今日は、お誘いがあったので、急遽久し振りに谷中教室へ、行ってきました。

一人一吟ですが、人数の増えた教場では、コメントも含めるとかなり時間がかかりそうでした。
私も、上に書いたことと、谷中の女性がまだ初心者だったころのことも思い出として語り、私の今年のテーマとなっている「母を奉じて嵐山に遊ぶ」の吟詠を発表しました。


あの頃の準師範で、教場を持っていない私の「並んで吟詠」の時と、今のなまじ上師範となり、教場を持ってしまっては、思いの伝わり方や、言葉の伝わり方、技術の伝わり方が、思っていもいない方向へと、飛びはねてしまうことを感じました。

お互いに素直に、接していたのに、「伝えたい」が「教えたい」「いうとおりにしなさい」に変質改悪してしまっていると思いました。

教場で、「初心に戻る」が、らいねんの抱負になりそうだねぇ。


それは、さておき。

楽しい忘年会が繰り広げられ、真摯に吟のことを、話すときもあり、楽しい時を過ごしました。

誘ってくださった会員さん、おかげで楽しい時を過ごし、気づきもありました。

これからは、20周年へGO!!頑張りましょう。




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