風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

厳照

2019年04月08日 | 詩吟
厳照先生は、やっぱり「厳」であった。

故郷へ、ちょっとした感傷を持って帰ったのであるが、開口いちばん、「東京からなぐりこみをかけにきたのか?」と。冗談までも、「厳」であった。

一瞬にして、湿っぽく感傷的な気持ちは吹き飛んで、身がピリッと引きしまる。
そうそうこれこれ、あのころも、そうだった。

実家への里帰りも、父と母とでは、受け止め方、送り出し方が違うよねぇ。

厳照は、まぎれもなく、厳父であった。

そして、父のまなざしで、あれこれと心を砕き、古い資料をかき分けて、さがして、整えて、今日の資料として揃えて下さいました。

一時期「おすみさん」と呼ばれていたのを思いだして、今日は、「おすみさま」と言い換えて下さった。

関吟85周年のプログラムを点検して、芦孝会では古い方に属していることもきちんと把握してくださっていました。
だから、おすみさんではなく、「おすみさま」としてくださった。
それは、私にとって、重すぎる配慮です「おすみさん」であった欲しかった。
やはり、私は、先生のもとを出た者なのだなぁ。。。



厳照先生は、まぎれもなく厳父である。

決して、甘やかすこと無く、故郷のキーワードで、ぐずぐずになりたい気持ちを、一瞬にして、転換してくださった。





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