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赤澤氏による母校講堂
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入学式、卒業式の式典の想い出よりも、卓球部の部活の思い出のほうが大きい講堂がプロの手によって、描かれている。 私のいたころはすでに老朽化しており、男子のスマッシュで踏み込まれた足が床を踏み抜いたりしていました。
その穴から、ピンャ搭ハが床下に落ちてしまい、何個かたまると、男子が床に潜って、拾いに行ったものでした。
そのたたずまいは、大好きでしたが、教室が次々と立て替えられ、今は、昔の姿はありません。
ここに、今、その姿を見せて頂いて、懐かしさでいっぱいになりました。
そして次の絵は、赤澤氏が育ったところ。
懐かしい思いで、絵を見つめました。
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ちょうど客足が途切れて、誘ってくれた登茂ちゃんとの三人が同郷なので、講堂の絵を皮切りに、一回りも下の女性との故郷談義に盛り上がります。
赤澤氏の歴史と節目節目に描いた絵を見ながら、少ない絵の知識を掻き立てながら、作者自らの説明を聞かせていただきました。
その他、三人の方たちも増えて、何時しかイレギュラーな乾杯が始まり、さらに、ウクレレのようなギターを携えた方が弾き語りをしてくださいました。この方も絵を描く方です。⇒
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やがて、登茂ちゃんが私の詩吟のことを話題にしたため、それでは一吟ということとなり、「松樗~」をお祝に代えさせていただきました。
心地よい空間で、赤澤氏の飾らない語り口と、故郷の絵、それぞれの素敵な友達の暖かい雰囲気とで、身も心もほぐされて、私の楽器は、とてもいい音を出してくれました。
「詩吟を聞いたことがある人を一人でも増やしたい」という願いが、思いがけない油絵の個展という場所で、叶いました。
登茂ちゃんの一言のおかげでした。
《絵の写真のブログ掲載については、赤澤氏・鋳?≠ノ許可を得ています。》