風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

初吟会 3

2020年01月07日 | 詩吟


S先生の教場へ、初吟会参加。
今日の課題「春夜笛を聞く」李白

転句の38番が33番の譜に変わったことは、もう10年以上前の話だけれど、この詩を吟じる時は、いつも、38番がより詩情を表しているのになぁと、思う。
そして、私は、38番を吟じていた時のことを体が覚えているのか、それとも、転句の癖なのか力が入りすぎていることを指摘される。

そして、この夜の「オ」の発音をよりクリアに、との指摘が、あり難かった。

私が、そのようにできているつもりであったり、そのように、要求することは多々あるのですが、自分自身の音は、どのように聞こえているのかは、指摘がないとなかなかわかりにくい。

そのように、教えていただいたときの、体の使い方、力の加減で、ちょうど良いボリュームになること、つまり、今までの、めったやたらの発声では、間違っていることを、初めて知る。

野放しの吟詠を、それが正しいとして、伝えていく恐ろしさを、ひしと感じる。

会として、吟力アップを考える時、格上であろうがなかろうが、伝え合わねばならないことをまた、思い悩むこととなる。

しかし、これは、微妙な心理が働くので、そう簡単に行えることではなく、どうしたものかと、思案投げ首。

それにしても、おおきなお土産をもらって、楽しく飲み会へと向かう。
こんな時、ちょっとだけ、お酒で、ほぐされると、穏やかに会話が進み、愚痴が愚痴でないかたちで、届き、そして、手にしたい言葉や思いが帰ってくる。

この春一番の収穫であったなぁ。 ありがとう。
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