風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

ビャンバジャルガル先生

2020年01月29日 | 徒然に日々のことを
お世話になった先生と、今は、疎遠になってしまって、とても残念。

帰国したのが、2007年。そのころのモンゴルとの通信事情は、まだまだ、スムーズではなかったから。
言葉の壁も大きい。

何より、帰国直後の私の心の問題で、息を吸うのが精一杯だったから、通信事情のせいだけではなかったかもしれない。

滞在中でも、日本の友人との関係が、通信事情が悪くて、電話が通じにくいことを理解してもらえなかった。
こちらが拒否していると、誤解されてしまい、疎遠になった方もいたなぁ。

滞在中もはじめのころだったから(2004年)、相手の方は、携帯をもってなく、黒電話だけだったし、今は、引っ越しもしてしまったようで、連絡の取りようがない。

現地に行って初めてわかることが、生活面でも、自然環境にも、たくさんある。

「モンゴルは、緑の平原」と、写真からイメージしていざ現地に立ってみると、現実との大きな違いにとても驚いたもの。

「百聞は一見に如かず」の言葉と本当の意味とが、やっとつながった。

ビャンバ先生は、別れが近づいたとき、オルティンドーは、日本人の前では歌っても良いと許可を頂きましたが、モンゴル人の前では、歌わないでと言いました。

通訳の具合で、柔らかく聞こえたけれど、「絶対に詠ってはいけない」と言ったかもしれませんねぇ。

それでも、先生は、日本で歌手になると思っていた節があるので、もし思いだすことがあったら、笑っているのか、苦々しく思っているのか。...。

ふと、こんなことを思いだしています。

三枝先生も、熊本の地で、子育てをしながら、オルティンドーを聞かせられる機会を捉えて、歌手活動は、続けていらっしゃるようです。

こちらも、ブログを眺めているだけで、せっかくのご縁を生かしていないことに、歯痒さを覚えるのです。
目を合わせて、体温を感じられて、気持ちに添うことのできる関係でないと、続けることのできない不器用さを、嘆いたこともあるけれど、これは、私の流儀とさせていただこう。

体温とともに育ったものであれば、どんなに細くなっても、なくなったり、冷え切ったりしないものと思っています。



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