今まで、ただまっすぐに、お稽古のことだけ考えて、進んできました。
初心者の私に対しては、この何事もなさが、すくすくと育つ絶好の環境だったなぁと。
それで、ぬくぬくと10年をすごしてきたもんだ。
本当に、おかげ様だったと、詩吟の神様に感謝をいたしました。
10年の長きを経て、初めての、コロナウイルスに対応せねばならない緊急事態に、運営することについてのもろもろを刺激され、考え、行動することを学んでいます。
それぞれに、知恵を出し、考えをめぐらし、相談して、結論を出すこと。
これでこそ「教場」、詩吟の声を出す練習するだけではない、教えるだけ、学ぶだけではない場所です。
まさに塾生に示すの世界。
吟じる楽器は、心身のバランスこそ重要です。
今までは、夢青葉では、意見の相違が起こらないやり方でした。
来年からは、若い指導者と年長の教室幹事さんと、意見の相違も当然起きるでしょう。
若くても指導者に対する敬意を忘れず、年長としての誇りを失わず、温かく支え合い、共に運営していく知恵を磨きましょう。
お互いが納得しあえる会の運営ができるようになりましょうね。
それには、言葉を端折らないで、気持ちを伝えあうこと。
感謝の気持ちを忘れないこと。
今まで、夢青葉では、指示出しのみで、相互理解を怠ってきたと思います。
強権発動をしていましたから、一応の秩序は保たれていました。
大きな反省です。
今から一年、どこまで軌道修正できるか、あるいは、もう、次の助走期間として、口を出さないことが良いのか、試行錯誤中です。
10年頑張ってきて、次はバトンタッチすることのできる満足感と幸せを感じつつ、最後の仕上げをしています。
そんな時に、コロナウイルス問題という日常ではないことが起こって、試されています。
おかげで、それぞれのいつもは見ることのできない様子を見ることができ、それぞれが、確かに自分の足で歩いて行けることを感じます。
大丈夫 大丈夫
そして、協力者の人材も、確かにあり、心配はないと、思います。
この事件のおかげで、却って、確信を持ち、安心しました。
そして、私は、住まいになるべく近いところに、新教場を作ることを目標とします。
いろいろと考える一日でした。それで、予定より早く思いを口に出してしまいました。
「まだ早い」という声があるのになぁ~。おっちょこちょいめ!