風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

手紙

2020年03月31日 | 徒然に日々のことを
不要不急の外出を控えねばならないこんな時だから、日頃は会って言葉を交わしたり、手渡しできていたことが、できなくなりました。

特に、昇段申請書は、関吟ホームページ http://www.kangin.or.jp/から、ダウンロード、あるいは、その環境にない人には、書類を送って、署名捺印をして返送してもらっています。

「会わない、会えない」状況だからか、おもいがけず、お手紙を頂いたりしました。

それが、この上なくうれしいものでした。

メールでも、気心の知れた間柄になると、行間に詰まった思いを感じ取ることができるようになりますが、何といっても、封書には特別な感動があります。

封筒のあて名書きから始まって、切手を貼って投函する。
受け取った私は、「何が書いてあるの?」と、期待しながら、取りだした便箋に繰り出されることばに、魅入ってしまいます。
思いがけない言葉からその方の気持ちを発見すると、何よりも、嬉しく、慰めとなり、励ましとなります。

そしてまた、何かあるとさりげなくかけてくる電話も、発信者の名前を見て、あ、やっぱりかけてくれたと、「もしもし」という前から、胸が暖かくなります。
何と言うわけでもない会話で、声を聴き、様子を感じ取って、安心をする。
今度は、私から、と思うのですが、やはり、先んじられてしまう。

頂いたお手紙に、つれづれを慰められ、発信者の深い心を知る。
日頃の、おけいこでのあわただしいやり取りでは、せっかくの思いをとりこぼしてはいまいかと、ちょっと心配になる。


事務的なこと、急ぎのことは、メールで。

とりとめのない急がないことには、はがきや封書で。
気に入った切手をいつも文箱に置いて、白地のはがきに、花の挿絵を印刷する。
挿絵と、切手の趣がアンバランスのこともあるけれど、それは、お愛嬌として。
メールと郵便と上手に使い分けて、思いが伝わるといいな。



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