風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

朝倉彫塑館

2017年03月11日 | 徒然に日々のことを
改装前に一度訪れたことのある朝倉彫塑館に行きました。

日暮里駅からほど近い、谷中墓地の隣に位置する美術館。
お目当ては、猫。

動き出して、ニャーと泣き出しそうな、いかにも愛されて穏やかなお顔の子ばかりでした。

あれは、本当は、ブロンズの色をかぶったいたずら猫たちだったんだわ。

モデルを観察する目は、植物を育て観る目と同じという考えから、屋上庭園という画期的なものを作り、屋根の上に塑像が座っていたり、明治という時代造られたとは思えない斬新なアイディアに溢れた建物なのです。

そしてその時代にコンクリートで作った意味は、アトリエに、何メートルもの大きな作品を物するために像が床からしたへと沈み込んでいく装置を取り付けるため、そして、みずからが上り下りすることのないように像が沈み込んでいくようにしたものがあったとは!

いまはその展示はされていませんが、映像で見ると、大隈重信が床の穴に落ちた如くでした。


猫の展示室は、大きな天窓のあるかつては、蘭が並んでいた温室です。
ネズミを加えた😺 丸くなって眠る😺 目を見開いて固まる😺。。。

思わず、スマホの中のこたろうの写真を顔の隣に置いたことでした。
なんと、写真のこたろうの方がずっと人工的に見えました。


彫塑館を堪能した後は、同行のお二人と公園で、おにぎり。
頂いたぬか漬けのおいしかったこと。
日中は、暖かくて、防災避難所になっている公園のベンチは、心地よく、空も珍しく青くて、外が気持ちよくなってくるのをうれしく思いました。


その後は、午後からの教室参加。
自分の教室でないところで、練習するのは、気楽なものですねぇ。
この二年ほど、ゲスト参加をしていなかったので、久々の感覚でした。

女性会員さんが、私の参加を心から喜んでくださったのが、とても嬉しい。

谷中教室のK先生が快くお迎えくださりありがとうございました。

今日は、東日本大震災の日、同時刻には、センタ―全体で行う黙祷に、全員で参加しました。

心よりご冥福をお祈りいたします。



コメント

デイケアセンター

2017年03月08日 | 徒然に日々のことを
芦孝会会員が、午後二時から、デイケアセンターのボランティアに誘われました。
松風の練習が終わった後、直接向かいました。

これまで、2か月おきに訪問していて、芦孝会から助っ人を頼んでの行事です。

まず、俳句の指導、次は漢詩の指導と、柔らかな語り口調で、みなさんを引き込んでいらっしゃいました。
知った顔が一人、その方もご一緒に、吟詠指導、それから実際に吟詠してみることにも、歌にも心から楽しんでいる様子でした。

そして、吟詠指導と歌の合唱の間に、私の独吟をお聞きいただきました。


この施設にお知り合いもいる訪問チームのリーダーは、去年新教室を立ち上げたばかり、ちょっと急ぎすぎているんじゃないのと思いましたが、教室立ち上げ前から、このボランティア活動をしていらっしゃったようで、これが目的で、昇格してすぐに行動に移したんだなぁと、一人で、想像していました。
さすが言いだしっぺのリーダーは、誰よりも、いきいきと歌唱指導をしていて、感嘆しきり。

日頃の詩吟のお稽古で、見ている彼女と違って、今日の彼女は、楽しそうだねぇ。

俳句ピカイチの先生をお呼びして、吟詠指導をし、彼女よりも先輩の私に吟詠で花を添えたかたちにして、なによりもリラックスする大歌唱へと先導していく様子を見ていて、中央会では見られない、彼女の良さを発見して、今日来て良かったと、思いました。

「段取り能く立て板に水」からはほど遠いのですが(失礼!)なんだか、一生懸命なリーダーさんに好感がもてちゃったのです。

細かいことをこうるさく言う私って、何?
これからは、方針を変えようかな?





コメント

夢組

2017年03月08日 | 詩吟
3月8日(水) 夢松風 お稽古

 二段昇格試験目前、受験者一名 
        益々、上達して来る。
        言葉の部分は読む                                   母音を正しく出すそして、そこから、歌い始める


 四段受験は、先送りして8月受験。  律詩の準備を始める。
                  一人は、すでに習った吟題を。                             一人は、今回から習う吟題「鳳凰䑓」に挑戦







3月9日(木)夢青葉  
 お稽古日を木曜に変えて行いました。
 先日のコンクールで尋ねられたことを聞いて大笑い。
 「先生はコンクールが嫌いなのに、出ても叱られないの?」と尋ねられたとか。
 「『おおいに出るべし』といわれてます」と答えたそうだ。

 コンクールの出来は、事前の練習の通りの吟詠ができたこと、それで、4位。上々の成績。

 次は、都大会。存分に、高らかに詠えよかし。


 ャ潟hールの吟題も決まって、17年度のCDから、模範吟を聴き、譜を取りました。いえ、私ではなく、その会員さん。

そして、今日の練習は、それぞれの持つ課題について、細かく、全員で検討しました。
大山は、ノートを出して、音の変化、長さが一目瞭然の資料を見せられ、「ほー」と感心。

これからは、私だけが、熱く語るのではなく、全員の知恵を出し合って、刺激しあって、楽しみながら、身につけられる方法が良いなぁと、思う。


心地よい会場で、せっかくお借りできている4時間を心置きなく、少人数で使いきる、楽しみ切るには、どうしたらよいか、模索中。

その一つは、1時から5時までを1時間単位として考え、人数に応じて、個人レッスンの形が取れたら、面白いのではないかと思います。

せっかくの、環境を、よりよく使いたいものだ。

それには、会員も含めて、ゲストさんがご来訪されることを待つことになる。

今日の、それぞれのテーマに沿った意見交換は、7割がた個人レッスンに近いかたちが取れたかなと、思いました。


             


コメント

以心伝心続き

2017年03月06日 | 徒然に日々のことを
相手の人が本当の自分の気持ちをわかっていない時は、どんなに浴びせても届かない。
そんな時は、相手のことを慮ることができれば、伝え方の工夫ができるというもの。
その慮る力のない今の私には、到底無理なことと理解。
無理なことは、先送りして、慮る力の付いたとき、また、試してみればよい。




「あの言葉は、今はわからなくても、きっと、言ってもらってよかったと思い、今の恨みがましい気持ちから解き放たれる日は来るさ。」という言葉。


あれ?、この言葉は、お昼に見た海外ドラマの最後のシーンのセリフだわ。
マグカップに入れたウイスキーをオフィスで飲みながら、熟年男性が赤いカップを、オスカー女優の上司役の女性が黒いカップを持ちあげて、先のセリフを言う。
信頼のまなざしを投げかけながら、「ウーン、この珈琲は、おいしいわ」と笑い合うシーンは、捻りが効いて良かったなぁ。

こんな時は、やっぱり、ウイスキーが良いよねぇ。

捻りの入った大人の言葉は、ビールでもないし、まして、ウーロン茶じゃあねぇ。

良き大人のすべてのみ込んでしまえる度量の大きさが欲しいなぁ。




コメント

成果発表会

2017年03月06日 | 詩吟
江東区文化センターの春の成果発表会

詩吟の江東区連に所属する芦孝会会員も、プログラムの一端を担うとのことで、鑑賞に行きました。

いろいろな出店もありましたが、寄り道せずに、小ホールへ向かいます。
すでに、会員さん二人が見学していましたので、その方たちに、混ぜてもらい、またあとから参加した人と、詩吟の番が来るのを待ちました。

我が会からは、剣舞の伴吟と和歌の朗詠に出演なさいました。

それぞれ、袴と着物とで、目を奪い、耳を奪い、お配りした漢詩を書いたチラシを見ながら、みなさん楽しんでいらっしゃいました。

和歌は,わが会ピカイチの吟者で、この和歌を聞きたいがゆえに、応援に来たのです。

やはり、着物はいいですねぇ。曙色の和服は、よく似あって、和歌の上手さに彩をさらに添えていました。
流石、わが会のトップランナーだけのことはありました。

もう一人の伴吟は、いつもの渋い吟詠に、袴着用で、耳目を奪ってました。


いつもの発表会では、他流の方たちは、和装で居らっしゃるのに、成果発表会の一般向けの吟詠では、普段着の様子の方もいて、様々だなぁとの感想です。

一般の方向けの発表では、やはり、剣舞や詩舞があると目を奪いますねぇ。それに詩吟の伴吟で、どこまで、耳が詩吟をキャッチしてくださったかなぁ。。。

詩吟人口の増強には、何が一番の目玉なのだろうか。

小ホールは、観客と演者の距離が近く、台も低いので、雰囲気は伝えやすいのだけれど、吟詠としては、ちょっと音響が今一でした。

かといって、大ホールでは、距離が遠すぎてねぇ。




コメント

桜紅葉

2017年03月03日 | 徒然に日々のことを
桜紅葉  http://www.uta-net.com/movie/205240/


トワエモアの素敵な歌を見つけました。







そして、桜と紅葉との競演 小原ふれあいパークの写真


https://matome.naver.jp/odai/2141258141493990701



おどろきますね!  ご存じでしたか?


コメント

個体差

2017年03月03日 | 体を整える
まず、膝立ちになって、先生が私の肩に手を載せて、体の状態を観察していただきます。

そして、その時の私の体の状態を説明するコメントは、いつも楽しみで、ワクワクします。

状況がよくなったときも、それほどでもないときも、この2週間の生活や感覚がはっきりと体に表れることが、面白いくらいにわかる。


今日は、いいですね。何か良いことがありましたか。と問われても、思い当たるのは、良いことばかりではないこともあります。


却って、がっかりなことが起こり、そのことが何とか修復できると楽観できている間は、気がみなぎって、姿勢がよくなっていることもある。


体に悪い影響がある、例えば、肩甲骨が離れたり、胸が狭まったりするときは、よほど修復不可能に思えることが、起こったときとも言える。



そして、体には、個体差、性差があり、同じことが同じに反応しないことがあると、お聞きしました。

女性にわかりやすいことが、却って男性にはわかりにくいことだったりします。


呼吸について考える時、もともと男性は腹式呼吸ができていています。
女性は、腹式呼吸が苦手なものです。

何も考えずにやっていることは、そこに認識を向けることは難しく、たとえ意識が向いたとしても、それをさらに良い方向へ向けるのは、難しい。

女性は、もともと腹式呼吸をしていないから、ゼロのところに、物事を構築するのは、却ってたやすく、感覚で受け止めることができるので、理解がすすむのです。


この違いを認識していなければ、発声に導く「呼吸」を正しく伝えることができないことがわかりました。

生きていくうえで、自然にやっていることを、変えることはとても難しい。

感覚的に受け止めていることを、伝えようとすること自体が難しい訳で、専門に学んだわけではない私が、呼吸について、語ろうなんて、土台無理な話だったということがわかりました。


だから、私が鷺照先生の教室に行っていた間は、言葉で教えようとしないで、感じなさい、盗みなさいと言って、自分自身が学び取るにはどうしたらよいのだろうと考え工夫することを教えられてきたのだと思う。


盗み取るにしても、基本の基を抑えねばと、基本と思われることを、これでもかと、伝え続けてきたけれど、私の決めた基本は、あくまで私の基本であって、相手のものではない。


伝えたいことは伝え続けていれば必ず伝わると、ぐいぐいと押し続けていたのは、間違いで、相手を慮ることを知らなかった。


本当は、「力の入れ方」を伝えるのではなく「ちからのぬきかた」を伝えねばならなかったのだ。

力を抜くためには、力を入れねばなら無いと思ったのが、私の初心者への指導法。

肩に力を入れて、耳に限りなく近付けて少々待つ。そして、一気に肩をストンと落とすと、脱力する。(はず)


もうすぐ脱力だよ、もう少し頑張れと言うときまでの長さは、それぞれ。

脱力したら、後は、リラックスして、楽しい日々が来る。
一たび、リラックスできたら、今度は、力の入れるタイミングや度合いを考えなくてもわかるようになると思う。

その楽しい日々は、後もう少しで、やってくる。

もうあと少しだよ、
頑張らないで、自然体で、笑って。







コメント

ところかわれば

2017年03月01日 | 徒然に日々のことを
日頃、目や耳にごく普通に入ってくることも、ところかわれば、とても斬新に思えたり、すごいことととらえたりすることがある。


今までは、感心する側だったけれど、今日は、ちょっと違った。

そして、誰かに教えてもらって、いつの間にか身についていたことに、驚かれたり、感謝されたりすると、とても、くすぐったい気分になる。


今日は、そんな日だった。



今日の最終目的地の目黒不動駅近くのとある場所に至る前に、国立西洋美術館に行って、問い合わせをしたり、花見ごろの会食の予約は、とっくの昔に満席になっているのを知って、そりゃぁそうだよね。と、思い至る。

自分中心に物事を考えていたことを、半分予測されていたことと認識する。


そして、次に行った場所で、とても素敵なカフェを見つけて、優雅な時を過ごしたり、これは、今日だから感じられる安らぎだと思った。





我が家には、幼児はいないし、当分は、私以外の一人と一匹は元気で過ごしそうだし。
当分穏やかな日々が続くだろうねぇ。

寂しさを感じつつ、ちょっとした手助けを何の苦もなくできる幸せを、目いっぱい感じています。


年を重ねたことが、喜びにつながることもあるのよね。



コメント