風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

七本

2019年04月10日 | こたろう語録
かあさんや、『喝』のおかげで、七本復活か?無理すんなよ。

今日のおけいこでは、「泉岳寺」は、母の七本吟詠で始まったらしいよ。

寒の戻りで、外は、真冬の様に寒い雨で、僕は、一番あったかいところで、寝てたんだ。
「行ってくるね」のいつもの声鰍ッが、明るい声だったし、足取りも軽くお稽古に向かえたようだったよ。
なんだか、久し振りのことのような気がするねぇ。

少し、疲れていたのねぇ。

そりゃぁねぇ、自分の気だけでは、
持ちあげられないこともあるんだよね。

この処の低調な気分で、あちこちにミスを
ばらまいて、あやまってばかりだったね。


疲れていることに気が付いてないから、ミスも連発するのだよ。

さぁ、あしたも、気を入れて頑張ろうぜ。



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厳照

2019年04月08日 | 詩吟
厳照先生は、やっぱり「厳」であった。

故郷へ、ちょっとした感傷を持って帰ったのであるが、開口いちばん、「東京からなぐりこみをかけにきたのか?」と。冗談までも、「厳」であった。

一瞬にして、湿っぽく感傷的な気持ちは吹き飛んで、身がピリッと引きしまる。
そうそうこれこれ、あのころも、そうだった。

実家への里帰りも、父と母とでは、受け止め方、送り出し方が違うよねぇ。

厳照は、まぎれもなく、厳父であった。

そして、父のまなざしで、あれこれと心を砕き、古い資料をかき分けて、さがして、整えて、今日の資料として揃えて下さいました。

一時期「おすみさん」と呼ばれていたのを思いだして、今日は、「おすみさま」と言い換えて下さった。

関吟85周年のプログラムを点検して、芦孝会では古い方に属していることもきちんと把握してくださっていました。
だから、おすみさんではなく、「おすみさま」としてくださった。
それは、私にとって、重すぎる配慮です「おすみさん」であった欲しかった。
やはり、私は、先生のもとを出た者なのだなぁ。。。



厳照先生は、まぎれもなく厳父である。

決して、甘やかすこと無く、故郷のキーワードで、ぐずぐずになりたい気持ちを、一瞬にして、転換してくださった。





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はこきび

2019年04月06日 | 詩吟
練習の後は、永井先生のこころづくしで、詩吟にもゆかりのある縁者の経営するはこきびにて、昼食会が計画されていました。



訪問が、遠方からという距離感からか、50年を経てという年月のなせる業なのか、身に余る計画に、目をぱちくりしていました。

ゆかりのある方のお店で、ただのランチのつもりが、こんなケーキまで準備されていて、そのケーキにかかれた文言は、すべて永井先生のご指示であったそうです。

あまりのことに、ぼうぜんと、気持ちが翔んでいってしまうところでした。

なんてうれしいことだろう!



そうそう、この店のゆかりの人は、「ねこ」と小さくつぶやいた言葉に、反応するくらい猫好きの女性でした。

猫の話が盛り上がりすぎるのを抑えるのが、大変でした。
シフォンケーキの上に乗っているクッキーは、期せずして「ねこ」そしてそこに描かれた漢字は、今日の出席者の名前の一文字、そして、言わずと知れた「吟魂」は、厳照先生。

デザートの後は、モンゴルの話にまで発展して、大盛り上がり。
詩吟以外の話題で盛り上がるのは、永井先生は、夫のことをよくご存じだからです。

先生は、私たち夫婦の仲人ということになっているからです。

5年前の神戸の関吟80周年に、卒業以来再会して、細々と復活した縁が、五年後に、教室参加へとつながりました。
これも、夫の理解のおかげと、仲人の永井先生には、お伝えすることができました。

ほんとにありがとうございました。

Sさんが、つないでくださったご縁が、ここまで届きました。




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江陽教室

2019年04月06日 | 詩吟
赤磐市中央公民館の江陽教室に、参加してきました。
岡山時代の恩師のひとり、永井厳照先生の率いる吟詠教室です。


昨年の岡大吟詩部60周年記念大会で、永井、鈴木両先生の「高きに登る」をお聞きしてから、募る思いがありました。

50年前にご指導いただいていた先生の今の教室での様子を見たい、聴きたいという思いを、学生時代の五年後輩のSさんとのご縁が復活したおかげで、実現しました。


あの時そのままの先生がそこにいて、雅号の文字「厳」そのままでした。

きょう参加のうち男性は、最近始めたばかりの方お二人、女性4人は、学生吟出身です。

永井厳照先生の発声のあと、全員合吟は、女性の高すぎる声のおかげで、男性は、オクターブ下で、合吟ができています。

そして、先生の方針で、コンダクターなしの、昔ながらの「耳で聴け」方式でした。

圧唐ウれました。

この高さはいったい何本なんだ!?に突き動かされて、「吟トレ」で音程を探ってみました。

独吟のそれは、何と!11本!!! 11本の声を聴くのは、初めてです。
Sさんは、低いといっても8本。明日は、白鷺のコンクールだそうです。


男性の独吟も、とても高い声に聞こえましたが、「吟トレ」によると水1本でした。

さすがに、驚きの高さで、新しい吟を習い合吟している方たちですから、とても響きのあるこえで、女性の声に誘われて、楽器がより機能して、実際よりも高い声が出ていると、聞こえるのでしょうか。
それが当たり前の練習と、思っているから、苦労と思わせないのは、先生の姿勢なのでしょう。

昨年の「登高」を吟じる時のお二人の先生の約束は、「低く出ない」ということだったと、お聞きしました。
当時、教えてもらったそのままだと、感動しきり。

「厳」と雖も、優しく柔らかなのは、逆立ちしてもまねのできないことです。

この女性メンバーは、みなさん、長い中断を経て、数年前、あるいはつい最近復活した人たちばかりです。

永井先生の、程々のお誘いにほだされて、今では、最初から続いていたように、練習が進んでいます。

永井先生に夫へと持たされたお土産は、岡山大学応援の酒「おお岡大」です。



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五似ん会メンバー

2019年04月05日 | 徒然に日々のことを
Mさんの家に招かれて、夕食をごちそうになる。
結婚式に出席し、ご主人さまとも顔見知りなので、遠慮なく、すき焼き鍋をつつく。

足元では、犬のラブちゃんが、しきりに私にラブコールをする。

言葉少なのご主人さまは、良い雰囲気のまま、ご自分の定位置に戻られたので、二人で、とりとめのない話をする。

このとりとめのない話が、高級肉のおいしさよりも、おいしい。

最後には、関吟80周年の時のDVDで、在りし日の先輩の姿を見る。
あまりに早いみまかりに、誰もがぼうぜんとしたのだった。

こうして、映像が残っているのは、稀有のこと。

後日、別の人とのお話で、「あんなに素敵な吟詠だったのに音源に残せばよかった」と悔やむ人がいました。あまりの早逝に、音を自分のために残すことなど、思いもよらず、悔やんでいた。
「何時でもあって聞けると思っていたからねぇ。。。」と。

そして、今日の宿へと向かう。
岡山 温泉のキーワードで、探し当てた、良好最安の温泉宿。


泉質がよく、ひなびた旅館が人気で、 外国からのお客が半分を占めているそうだ。

売店もコンビニもない旅館だった。

お風呂の温度は、少しぬるめで、おはだすべすべ。時間を気にすること無く、ゆっくり。

一人の温泉も、また、良し。



お土産も、動いているのかわからないラインナップなので、ここで買うのは、止めにした。


夜中に目が覚めた時、あまりの音のなさ、
光のなさに、何かにとりつかれそうで、
恐浮齒u覚えたけれど、
それで眠れなくなる私ではなく、

気が付いたら、十分に睡眠の足りた目覚めだった。

枕が変わっても、平気な私が感じたあの感覚は、何だったんだろうねぇ。
庭のつくしが、わらっていた。




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倉敷といえば

2019年04月05日 | 徒然に日々のことを
まず、お墓参り。

この時期の圓通寺山は、花が咲き、日の光がキラキラと海の水を反射して、心地よい。
お彼岸にくると、風をもろに受け、寒い。

お墓参りに、だんだんと手抜きをするようになり、今日のこの日になってしまったけれど、心も体も緩んで、ウキウキとする。

母も、こんな私のことはよくわかっていて、受け入れて暮れていると思う。
年を重ねても、頑固に時期時期に、お参りをしてくれている兄嫁は、本当に信心深く優しい人だと思う。


圓通寺山は、子供の頃、坂道と思ったことがないくらい飛び回って、遊んでいたけれど、そう言えば、母も、坂道だからと言って、息が上がったりしなかったなぁ。

そのころの母より年上になってはいるが、タクシー頼みで、「行けるところまで、上ってください」とお願いする。残りの山道、坂道は、我慢の一言。

それでも、眺めの良いお墓に立ってすっかり、息が整うと、少し気持ちが穏やかになって、さっき我慢したことを忘れて、お参りを済ませることができる。
父と母とに思いをはせて、高齢の身で、よくぞ産んでくださったと、手を合わせる。

お世話をする方がいるので、いつもきれいに聡怩オてくださるので、膝の痛いこの身には、本当にありがたい。

帰りの車の拾えるところに向かう下り坂は、我慢の一字。


次は、大原美術館と美観地区。父との想い出が濃く残るところへ向かうのは、至福の時。









そして、次は、M さんと待ち合わせ。

閉館時間から待ち合わせ時間の30分は、猫のいる喫茶店で、時間待ち。



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関吟ニュース

2019年04月02日 | 詩吟
東京芦孝会では、毎月特別会員あてに、KANGIN TOKYO NEWSを送っています。

当月分は、当月の1日に投函しています。したがって、消印は毎月の1日となります。


 今月号は、4月1日新元号発表のため、
 その、報道を見てから、挨拶状作成
 しました。
 挨拶状は、どんなに忙しくても、
 会長がお書きになります。
 私は、印刷、封入、切手貼り。
 今月は、天皇陛下御即位30年記念の
 記念切手を貼りました。
 
 投函は、2日となりました。


 
KANGIN TOKYO NEWSは、前月の第4日曜日が発行日です。
会員には、中央会に出席した幹事から、次の教場にて手渡されます。




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律詩五言

2019年04月02日 | 詩吟
小西如泉先生の伴吟で、五言律詩「山中の月」を吟じることとなり、練習に励んでおります。

与えられた難問に、屈せず、遂行中。

わき目も降らず練習とは言い難いが、いつもより練習しています?


律詩体力養成中といえども、心に引っかかりがあると、体全体が委縮して、丹田にあるべきものが、胸から頭へと限りなく上昇気流に乗ってしまって、どうにもなりません。

大事な伴吟というのに、今回は、なかなか気持ちが定まらない。
小西如泉先生に、満足していただける吟詠をせねばと、思い悩む。

そして、「山中の月」が、終わったら、9月に向けて、「富士山」の練習が始まる。

今は、「富士山」のことを考えている場合ではない。




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新元号発表

2019年04月01日 | 徒然に日々のことを


 出典 「万葉集」巻五、梅花の歌三十二首并せて序

引用文  初春の月にして、気淑く風ぎ、
      梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす



色と香りと風と、うたを読む声が聞こえて、五感が呼び覚まされる。
心が穏やかにしなやかに、なれる気がする。
女性がさらに翔びたつ時代がきたのかなぁ。

たおやかさは、芯の強さあってのこと。

和歌の神髄に迫れるのかも。
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