風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

一歩の次は

2020年11月19日 | 詩吟
11月の初めの一歩は、練習についての相談をいたしました。
今までは、初心者として、言われるがままにという状況でしたが、そろそろ、周りが見えてきました。それぞれの思いが、湧きあがってきたようです。

「はじめの一歩」卒業を目前にして、何でもお任せ状態から、自立して卒業の時期を迎えました。

2014年 はじめの一歩開講。
    1か月に1回、1時間の教室でもやめないで続けていたら、
    こうなるのお手本になりました。

2018年 Yさん「もっと詩吟を」と言って、関吟の登録をし、
     夢松風の仲間入り。
同年   Sさん、それに触発され、夢松風から、
     はじめの一歩に参加しました。
2020年  Iさん はじめの一歩に入ってすぐに登録し、
     夢松風の仲間入り。


時間がたっぷりあるので、一人一人の要望も叶えながら、新教室の運営についても、意見を出し合ったり、力添えをして下さいます。


まず、身の丈に合った会場を積極的に探し、会員募集にも知恵を出してくださる人が表れたことです。
この方は、現在、夢松風の会員さんですが、いずれは、新教室の幹事として、活躍をしていただくことになるでしょう。

みんなで意見を出し合いながら、魅力のある教室づくりを「夢」と致します。

「夢」の看板は、掲げないで、それぞれの胸の中に、一輪の夢の花を咲かせましょう。
それぞれの花は、それぞれに、咲いたら、いつかは、満開となる。



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母と義母と

2020年11月18日 | 徒然に日々のことを
母を見送って、17年。
義母は、私が介護をしていたころの母とよく似た状況で、義妹が看てくれています。

かなり、元気がないというので、昨日、夫と顔を見せに行ってきました。

母の介護中は、介護仲間のHPで、励まされ、いろんな情報を得ていました。
そのころは、まだ、ケアマネという業務も成熟していなくて、もっぱら同じような状況にいる先輩から教えられることが多かった。

そして、私は、家族は遠方で、姉たちもそれぞれ介護中であったり病弱であったりしたので、あてにするつもりもなかった。
始まったばかりの福祉サービスを受けて、一人で頑張ると決めたから、介護を卒業した時は、やり切ったと、不遜にも思っていました。

義母は、思いのほか元気で、「あら、元気じゃない」と思わず出そうになる言葉を飲みこむ。
介護仲間は、よく言っていたから。
それは、「お見舞いの人が来ると、昨日までの今にもおしまいという様子が嘘のようになくなって元気になる」と。
そして、介護者は大げさだと、言われてしまうと。

だから、夫にも、くぎを刺しておいたのです。
夫は、義母の顔を見て、安堵の表情がありありと、浮かんだけれど、その先の不用意な言葉は、出なかった。
珍しく私の助言を聞いてくれたのだけれど、後になって考えてみたら、義妹は、最愛の兄ちゃんからだと、「元気」という言葉を聞いて、安心したのかもしれなかったなぁと、思う。


そして、10日ばかり前のこと、義妹への電話を切ったあとで、そのにぃちゃんは、「○○子は、夜、ろくに寝られなくて、かわいそうなんだよなぁ」と言う。

「あぁいいなぁ、頼りになる、優しい言葉がけのできる兄ちゃんがそばにいてくれるなんて」と、思ったら、ャ鴻鰍ニ涙がこぼれた。

介護で、泣いたことはなかったのに、鎧っていたんだなぁと、思う。

17年目にして、その、鎧を脱いだのかなぁ。もし20年前、優しい言葉をかけられていたら、ぐずぐずになって、厳しい介護を乗り切れなかった気がする。
ボンドでがちがちに固めた気持ちが、この年月を経ることによって、ほぐされたかなぁ。

自分の母親の介護ができたのだから、何の不足もなかったけれど、義母と義妹と義妹の夫と私の夫の前で、つい言葉が出てしまった。

「母は、『長男に嫁いだ末娘に、面唐ゥさせる私は、世界で一番不幸だ。』と事あるごとに言てったのよね。」
 すかさず、義妹の夫が「お姉さん、お母さんは、幸せだったと思いますよ。申し訳ないという気持ちをその言葉を言うことで、バランスを取っていたんですよ。」と。

私に取って一番つらかったこの言葉が、そういうことだったのかと、鎧を脱いだおかげで、義弟の言葉を、素直に聞くことが出来たようです。

ありがとう。


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宮下奈都

2020年11月17日 | 徒然に日々のことを
「羊と高フ森」が映画化される時、作者は、その撮影現場に立ち会いました。
その時、息子さんのことと重なって、その思いをエッセイに書いています。

私の書いたものでありながら一度手を離れたらもう私のものではないように、子供というものも、この世に生まれてしまえばもう私のものではない。
 
 小説が愛されて映画として新しく歩き始めるように、息子も新しく歩き始めようとしている。

 もし途中でつまずくことがあっても、振り返ったときに安心できるように、愛されているとわかるように、私はここにいてそっと手を振っていようと思う。
「福井新聞」つらつら紡ぐ 2017年3月22日付



そして、また別の章に、子供の頃の思い出を書いている。
 「大事に育てられた子ども。彼が神々しく見えた。子どもの愛らしさには、その子がそれまでに受けてきた愛情が映し出されているのだと思った。
子どもたちは愛されるために生まれてくる。あのときの子供が大人になって、そう、今度は大人になった私たちが愛する番なのだ。」
        「 緑の庭で寝ころんで」宮下奈都




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何のウイルス?

2020年11月16日 | 体を整える
ステイホームで、座って、テレビばかり見ていると「テレビウイルス」に感染するそうです。

脅されているような気分になり、不安を引を引き起こします。
すると、呼吸が浅くなって、微熱と頭痛を引き起こしてしまうそうです。

コロナウイルスではなく、「テレビウイルス」感染とわかったら、途端に、微熱も頭痛も収まったそうです。

不安を引き起こす要因は、今、特にあふれかえっていますからね。

本当の病ではないものに、振り回されないように、体を動かして、深い息を心がけると良いですね。

井本整体の情報が、本と基本のHPのほかに、増えてきています。
山田先生からの情報で十分なわけですが、別の角度からの言葉に、はっと気が付くことがあります。

ここと決めたら、一つの窓口で事足りているのですが、たまには、を見てみるのもいいですね。




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KANGIN TOKYO NEWS

2020年11月15日 | 詩吟

今日は、KANGIN TOKYO NEWS 12月号 開催情報の締め切り日です。

今日の締め切り日に間に合わせる内容は、12月の教場開催日及びその内容と1月の開催日です。

ということで、早くも、1月の日程情報を要求され、一足先に年が明けます。

どんな新年を迎えますやら。

今年は、時の過ぎるのが、遅かったような気がします。それでも、過ぎてみると、あっという間だったような。

一足先に来る新年の情報が、揃いつつあります。


来年も、つつがなく過ごせますように。




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整体体操

2020年11月13日 | 体を整える
一連の約束事に沿って行う体操で、体のこわばりの位置を探し当てること、そこに力を集中して、ふっと力を抜くことができるようになったら、約束事にこだわることはない。
感受性が高まって来ているので、ふと気が付いたとき、動かしたいように体を動かせばよい。

そのような体になって来ているらしい。

こたろうが、目覚めた時、見ていて気持ちが良くなる様な伸びをします。
何を、教えられたわけではなく、自分の体をいのままにコントロールしている様は、みごと!

始まりの位置、角度、引っ張り加減、抜き加減、終わりの位置、細かく指導を頂いたことが、体が覚えてきているってことらしい。

最初に教えられた約束事とは違う動きをしているが、そこを動かしたい、そこのこわばりを取りたいと、頭で考える前に、動かしたくなって、適当に動かしているのは、それでよかったんだねぇ。

詩吟の基礎もそういうことなのだ。最初は、事細かく、言い募るけれど、やり方ではなく、自分の楽器を求める音に響かせることができるようになるための、いちいち細かいことの指示出しをしているだけで、考えなくても、その音が出せるようになればよい。

体の様子は人それぞれ、整体体操をするのも、足の長さ、手の長さが違えば、同じ効果を得るために、微妙に角度を変える必要があり、同じ自分の体でも、その日のコンディションによって、昨日と同じようにして効果が上がるときもあり、半減したりもする。
毎回、先生に事細かい指示をしていただかないと目的を果たせなかった、初期の頃を思いだすと、あれこそ体操と思っていたけれど、本当は、約束事の本当の意味を分かってするのが本当の体操だったのね。

しないよりはした方が良いというくらいの体の動きだった。それでもやめないで続けていたから、何とか、自分の体だけは、コントロールできるようになったらしい。


今日は、その他に健康診断について、保険についても、ちょっと突っ込んで、おたずねをしてみました。
これがいいと、決めるのは、私自身。


黙ってやり続けて、目に見える効果が上がってきて、家族もその良いところを認めつつある。

体が落ち着けば、心も落ち着いてくる。心が落ち着くと、体も安定してくる。
相互に、影響をしあって、バランスを取ろうとしている。



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口角を上げて

2020年11月12日 | 徒然に日々のことを
夢松風の練習も、会議室を二室を借りて、広い空間で行うこと、窓を広く開けて、換気をすること、マスク着用し、前後のアルコール消毒。

それらが手際よく行われています。

幹事さんの頑張りで、月に2回の練習は、二部屋の予約にもかかわらず、欠かさず部屋が取れているのも、不思議に思いながら、有りがたいことと思います。

大きな緊張から解き放たれて、きのうの、夢松風のお稽古は、少しゆったりと行われました。

あれしなくちゃ、これがまだだったと、無いものを探さないで、今の私の心が許容することをやりましょうよと、気が付かせてくださったのは、前回のお稽古の時の幹事さんの言葉からでした。

大きな行事の締め切りというものがなくなったのに、その時の名残で、あたふたとしていたみたい。

だから、深い息ができなかったんだねぇ。 さぁ、切り替えて、深呼吸。

辛いときには、指先で、口角を持ちあげて、笑顔の形を作るんだよ。

だから、深呼吸をする。
お腹を意識して、しっかりと支えながら、
あばら骨を意識しながら、腕の付け根にも、
背中の後ろにも、息が回って入っていくように。

ほら、いら立った気持ちが、収まってきたねぇ。

20年以上も前に、教わった『口角を持ちあげてみる』は、笑顔ではないところにも、有効だねぇ。



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ツワブキとヤマガラ

2020年11月07日 | 
       
      田村仁美 2020年-煌めく四季ー11月12月より

           「初冬」  ツワブキ、ヤマガラ

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深い息でいること

2020年11月06日 | 体を整える
相手の方の五感が安心して働くためには、

まずこちらが
深い呼吸でいること。

そして、相手の方への気遣い、想像力が
欠かせない。  (人体力学・井本整体のフシギ vol.123 より)



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ウグイス吟詠

2020年11月05日 | 詩吟
前回、初参加の女性が、友人を伴って参加されました。
いろいろと、勝手に想像して、勝手に心配していましたが、私が心配することではないのですから、その時、その時、目の前のことに一生懸命になることしかないよと、気持ちを新たにしました。

お仲間が居るということは、心丈夫で、安心して参加できます。その先は、お二人とのこと。

さても、初めてのことに、挑戦されるお二人の、心意気に、心配は、流れ去る。

11月21日の
 横浜ラポール芸術市場~障害の有無を超えた交流を目指して
本番に向けて、今日、始めて参加された方も含めて、全員舞台に上げると宣言をされた指方先生。お二人にも、その獅ィ伝えして、練習が始まりました。

変形あいうえをから始まって、五十音の朗読。
いろんな個性をお持ちの方の、それぞれの、思いを汲み取りながら、作りあげたシナリオにに沿って練習が続きます。

最後には、顧問として参加なさっているHさんと、私へ一吟の要請されました。

今日は、一吟は、無いと思っていたので慌てて、縮刷本をめくって、「太田道灌」に決めました。
スマホから、伴奏を出して、いきなりにしてはいい感じに詠えたかな。

今回も、Oさん、スマホで、録画してくれている。

本当は、この時間は、この方の吟詠をお聞きする時間のはずだったのだけどと、心が、チクリとする。一吟をと言われると、習い性で、すぐに立ち上がってしまうのです。

練習後、この方に、今一番、気になっていることは?とお尋ねしたら。
「息が続かないこと」とおっしゃったので、鼻から息を吸って、小さい息を長ーく吐くことをしてみましょうと、提案。

帰りの電車で届いたメッセ―ジは、「〇○駅の地下ホームで呼吸の練習」とありました。
さっそく、その気になって、うふふ・・・

その方には、何か問いた気な風情を感じるのだけれど、どういうアプローチしたらよいのかわからず、長い月日が過ぎていました。
「吟詠中のビデオを撮ったからどうしましょう」の問いかけから、急に、会話が始まりました。

始めてお目にかかったのは、初めてラポールのウグイス吟詠に参加した日。
かれこれ3年半になる。嬉しそうに笑う笑顔とクルンとした目がとてもいい。
とってもお茶目で、大判マスクは、一番かわいい柄がいいと、男性はどなたも選ばなかった柄を選び、それがとてもよく似合っている!



この大判マスクは、友人に図を描いたのをお渡しして、作ってもらったものです。その私の姿と、右側は、前回のお稽古で、そのマスクを一目見ただけで、友人の分まで作ってきた洋裁の達人さんのマスク姿。
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