週末、金曜日(6/4)が桑摘み初日となりました。
丁度熟し始めたところで、木の上には黒い実がぼつぼつあって、でも地面にはまだ落ちていないという段階です。
ちょっとガッカリだったのが、青いうちには顕在化していなかったのですが、白く病気になってしまったものが大量にあるということ。
しかもサイズも小さめのような気がします。
気象条件かなあ、肥料かしらん。
病気の実は例年ある程度出るのは仕方がないにしても、一昨年はびっくりする程の大きさだったのにな・・・。
この病気の桑の実、一体何なのか検索してみたところ、「クワ実菌核病」というものだそうです。
◆参考情報
参考にさせて頂いたブログ記事
農業生物資源ジーンバンクの実菌核病のページ
中国語の桑椹菌核病(桑椹肥大性菌核病、桑椹缩小性菌核病)のサイト(どなたか概略を訳して・・・)
カビなどの菌類だろうなーとは思っていましたが、なんとキノコの一種だそうです。
菌核病は通称のようで、白くぶよぶよになる方は正しくは椹肥大菌核病、灰白色に萎縮させるものは症状は椹縮小菌核病で、肥大の方はキツネノワンタケ、萎縮の方はキツネノヤリタケというきのこの菌のようです。
どちらも糸状菌、子のう菌類、盤菌綱、ビョウタケ目、キンカクキン科に属すものだそうです。
これらキノコの胞子が春に飛散し、クワの花につくと菌核病になり、病気になった実と共に落下し、土中に埋まって越冬して、翌年の3月頃にキノコになってまた胞子を飛散させるようです。
土中の菌(菌糸?胞子?)は、5,6年は生き延びるとか。
むむ。
今年の春は確か雨が多く気温も低めで、アミガサタケが大豊作だったのでした。
私がアミガサタケに浮かれているすきに、キツネノワンタケも大フィーバーして胞子を飛ばしていたのかもしれません。
喜んでいる場合じゃなかったのかも。
防除は、一体どうやったらいいのだろう。
消毒、伐採、病原木の除去、地面のマルチングなど大々的なことではなく、何か人知れず出来るような方法で・・・。
ほどよく剪定することで、樹勢を強くする、とどこかにありましたが、一昨年剪定済みで随分スッキリしたはずなのに。
土壌が加湿条件だと被害を助長するそうなので、透水土管でも打ち込んでみるかなあ・・・。
春先に、キツネノワンタケを探しに来て、なるべく退治する、というのはどうだろうか。
本当は、白くなった病気の実は、摘んで落とすのではなく、どこか外に持ち出して捨てるべきなのかもしれない。
キノコって、実は恐るべき存在だったのですね。
何しろ(胞子や菌糸など)相手が小さいものだから、戦うのは難しい。