以前、市木オレンジという珍しい柑橘を頂きました。
温州みかんと夏みかんのハイブリッドというかキメラというか、遺伝子が混ざっちゃったものだと思います。
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こんな風に、外見は夏みかんや甘夏風で、大きくて固いのですが、果肉は温州みかんのようにオレンジ色で柔らか・ジューシーなのです。
この皮がとても立派なので、ママレードとピールにします。
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まず縦半分に切り、果肉の中央に切込みを入れて、シトラスジューサーで果汁を絞ります。 このジュースはさわやかで甘さもあって、朝に頂くとビタミンが体中に沁みわたって目が覚める気分!
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絞ったあと、じょうのうを取り除き、皮を縦にもう半分にカット。 つまり縦4分割の皮になります。 これを2回下ゆで。 えらく、くるん、と丸まる皮でした。
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この皮の四辺を薄くスライスして、平行四辺形にし、この部分はピールにします。 四角いと、鍋にきっちり入れやすく、また瓶にも詰めやすいです。 カットする際も同じ大きさの棒状が作れて、チョコがけの際に便利です。
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スライスした方はママレードに。
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市木オレンジの果汁は飲んでしまったので、ほかにふんだんにあるタンカンを使うことにしました。 果肉を取り出して、一緒に煮ます。 (ドライマンゴーも少々)
煮てみて驚いたのですが、品種の特性なのか育て方なのか不明ですが、ものすごく皮が固い! かなり長時間煮てもやわらかくならない、とても丈夫な皮でした。 (とはいえ何とか煮えました)
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市木オレンジ6個分の皮の、周辺部分から、ママレードが7つできました。
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タンカンをふんだんに使ったので、濃厚な味のママレードに。 ちょっと皮が固めだったかな・・・。 食感のあるママレードになりました。
2014/04/13作 市木オレンジ皮、タンカン果肉、みかん果汁、果糖、ドライマンゴー、レモン汁
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平行四辺形部分の皮は、ピールになりました。 ピールを煮る際、タンカンの果汁を絞って一緒に煮てみました。 糖度が高く、また途中で濾すので、シロップの濁りはなくなります。 (多少モロモロは含まれています)
これまでは砂糖とレモン汁で味付けしていましたが、皮に果汁からくる甘酸っぱい風味がつくことを期待しています。
2014/04/16作 市木オレンジ皮、タンカン果汁、果糖、レモン汁
(この前、バネ式保存瓶は気に入らないとか書いていましたが、あるとやっぱり使ってしまいます・・・)
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再び作成。 今度は、四辺をざっくり切り落として平行四辺形にし、その切り落としの鋭角三角形の部分もピールにしました。 今回はフェンネルで香りづけしてみました。 スイートオレンジとフェンネルの香りは合うのではないかな。
2014/04/20作 市木オレンジ皮、タンカン果汁、果糖、レモン汁、フェンネル
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