採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ニンニク2015:スペインの品種・・絶不調

2015-06-11 | +ニンニク

スペイン原産の、アホ・サントというニンニクを今年も植えました。
一昨年、食用のものを買って植え付け、昨秋は自分で収穫したものを種にしました。

昨年の出来は、ぼつぼつ、といったところ。
原産地とだいぶ環境が違うはずですが、それなりにニンニクらしく出来上がりました。
育ち方や姿形、葉っぱの触感などが日本のニンニクと違っており、面白く感じました。
(すらりと背が高く、葉っぱはしなやかで柔らか。根っこは細くウェービーで、ソバージュヘアみたい)


今年は。

・・・・・。


さび病には、ほかの品種より耐えているようでした。
他の品種が全身真っ黄色になっているのに比べ、これは比較的葉が青々していました。
期待できるかな、と一番遅く収穫。(6/8頃)


1個掘り上げて愕然。
ニンニクの形じゃ、ない・・・。
チューリップの球根みたいにすべっと丸っこくて、全然鱗片が肥大していません。 

アホ・サント

つるん、とした丸さで、ニンニクらしい、ぷくぷくと鱗片が張り出して、下ぶくれっぽくなっている様子が全然ないです。
 

アホ・サント

そういえば、花茎も、今年は全然伸びてきませんでした。
前は、シューンと高く伸びて、くるりと半円ぽいカーブを描いていたのですが、今年は辛うじて伸ばしてはみたものの、未熟なままです。
ぐいっと引っ張るとポキンと折れてしまうほどの未熟さ。 

アホ・サント

表面の皮は、ニンニクらしくなく、チュリップの球根みたいに黒っぽいものも多かったです。
(休眠に入ったということですよね?)
根っこは生き生きしていましたが、 もうこれ以上太らなさそうです。

アホ・サント

中はどうなっているのかしら?と剥いてみると、これなどは一応ニンニクとして使えそう。 

アホ・サント

これはどうかしら?

剥いても剥いてもなかなかニンニクが出てきません。 

アホ・サント

ようやく到達。

はあ~~。

アホ・サント

タマネギの、一番中心部分くらいの小ささ。

アホ・サント

試しに一個割ってみると、分厚くてブカブカの皮の中小さなニンニクが入っていました。
ぱつぱつになるくらい、育って欲しかったのにな・・・。 

アホ・サント

こんな風にいびつなものもあります。 

アホ・サント

外側に1個、とってつけたような鱗片がついているせいでした。
この分を、本体に回してくれたら・・。 

アホ・サント

外側におまけがつくのは生まれつきのようで、こんな小さなものでもオマケがひっついていました。 


こんな不良品を編んでもどうしようもないので、茎を切り裂いて軸を取り除く、という面倒な作業をやめてしまおうかとも思いました。
(見るに堪えないんですもの)
茎もつけたままそのまま干すか、玉だけカットして、タマネギネットで吊すとか・・?

でも、茎の中の方が腐っているものもあり、今切り裂いておかないと、更に腐敗して厄介なことになりそう。
あと、他の品種と同じ場所に、同じ方式で干しておく方が管理が楽です。

来年の種用にするにも、編んでおいた方が扱いが楽。
やっぱりいつもと同様に茎切り開き作業をすることにしました。

あーあ。
まあ、こういう年もありますね。
来年は天気に恵まれますように・・・。



■スペインニンニクメモ
・やはり4月の多雨と日照不足が敗因か。

・昨年植えた場所に近いところに植えたので、もしかしたら連作障害もあるかも。
 何かの栄養が足りていなかった・・・? カルシウム?

・去年と同様、6列マルチに5列植えたのだが、もっと株間をあけるといいかも。
 6列マルチだったら3列にし、更に1列の間でも時々隙間をあけてみようか。

コメント
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