れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ノダケ(野竹)

2020-10-11 07:27:06 | 野の花日記

ノダケ<野竹>
<セリ科シシウド属>
山野の林内や草原などにはえる。

どちらかと言えば地味な花なのだが、
実はノダケ(野竹)のこの暗い紫の花色がとても私の好みなので会いに行きたくなります。

小さな暗紫色の花が茎の先にたくさん集まってつく。
緑白色のものもある。

茎も暗紫色を帯びている。


深く切れ込んだ小葉3枚からなる。3出複葉。


縁には粗い鋸歯がある。
葉柄の基部は袋状に膨らんださやになり、葉が伸びたあともよく目立つ。

根は咳止め、痛み止めの薬として用いられる。

 

おまけキタテハウラギンヒョウモン?

☆間違ってたら、御指摘ください。宜しくお願い致します。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イヌショウマ(犬升麻)

2020-10-10 07:02:55 | 野の花日記

イヌショウマ(犬升麻)
<キンポウゲ科サラシナショウマ属>
白い細長い穂の花は、
試験管ブラシにしたくなるような花だ。

山地の林内や縁で白い花が目立つ。
こちらはイヌショウマだが、似たものにサラシナショウマがあるが、
晒菜(さらしな)とは若菜を茹でて水に晒して食べる。
または茹でる前に冷水に1日くらい晒してアクを抜くと言う意味で、
升麻(しょうま)とは、漢方薬の生薬の名前。

草丈は50~80センチになり、葉は2回3出複葉。
小葉は卵円形で長さ5~10センチ、3~5裂します。

花茎の先に穂状花序を出し、白色の小さな花を多数つける。

5~10ミリの花柄があることで、同族のサラシナショウマと見分ける
(見分けられない私は、雰囲気でなんか違うと思うタイプ)

果実は1センチほどの袋状になる。
冬にはカラカラになってドライフラワーのようになる。

今年はイヌショウマが、よく咲いていて嬉しい。

☆はなねこさん、
やっぱり私は、イヌショウマ(犬升麻)だと思いました。
ありがとう。


おまけの見頃だった曼殊沙華(マンジュシャゲ)または彼岸花(ヒガンバナ)


 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナンテンハギ(南天萩)

2020-10-09 06:47:08 | 野の花日記

ナンテンハギ(南天萩)
<マメ科ソラマメ属>
日当たりがいい所に群生して咲いていると、
低木の萩かと思ってしまった。
実は野の草花で多年草。
ひっそり、緑の中に見つけるのが嬉しい。

高さ50~90センチで木質の太い根茎がある。

葉は互生し、2枚の小葉からなる羽状複葉。

小葉は卵形で長さ4~7センチ、幅1,5~4センチあり、毛がある。

葉のわきから長さ2~4センチの総状花序を出し、紅紫色の蝶形の花を多数つける。

苞は線形または披針形で1ミリほどで、開花前の落ちる。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤブマメ(藪豆)

2020-10-08 07:07:02 | 野の花日記

ヤブマメ(藪豆)
<マメ科ヤブマメ属>
花は蝶形花で、細長い白い花弁の先の紫色が
上品に見えるのに名前はヤブマメ(藪豆)なのです。


日当たりのいい乾いたところや、やや日陰にも生えるつる性の1年草。


地中に閉じたままの閉鎖花をつけるそうだ。
長さ1,5~2センチの蝶形花は葉腋に数個つく。



上の大きな花弁は紫色でそれ以外は白色。

果実は豆果で、中に3~5個の種子が入っている。

葉は3枚に分かれ、小葉は丸みがあり、葉の表面に毛がある。
茎にも下向きの毛が生える。

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タカサブロウ(高三郎)

2020-10-07 06:56:09 | 野の花日記

タカサブロウ(高三郎)
<キク科タカサブロウ属>

名前が何とも親しみやすいタカサブロウ(高三郎)なのだが、
由来はよく解っていないようだ。
人名ではなく薬効に由来する名前で、古語ではこの薬草を
皮膚のただれや、目のただれを治すとされ、たたらびと言い、
これがタカサブロウになったとも言われている。

水田の縁や川べりなどに生える1年草。

葉は対生して、茎とともに毛がありざらつく。

葉は対生し茎とともに毛がありざらつく。

頭花は1センチくらいで、白色の舌状花と筒状花とからなる。

そう果は熟すとこぼれやすく、水に運ばれて増える。

おまけのやっと出会えたクロコノマチョウ

☆間違っていたら、御指摘願います。思っていたより大きく見えた。

下は、クロコノマチョウの幼虫。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オモダカ(面高・沢瀉)と、キクモ(菊藻)

2020-10-06 05:30:48 | 野の花日記

オモダカ(面高・沢瀉)
<オモダカ科オモダカ属>

先日の埼玉の里山は「天の園」と言う内木村治の児童書だが、
都幾川沿いのそのお話の場所なので、
主人も私も懐かしく公園の碑まで見に行った。
本当は、ヒガンバナを見に行ったのだが、川が氾濫した場所だったので、
工事中で本当ならもっと群生する場所だし、(ツルボも咲いていた)
よくお弁当を食べる所にお米を干すはざ掛けもなかった。
それでも、この田んぼでいつもオモダカを見つけるのが楽しみで、
で土手を降りて行ったらまだ、咲いていてくれました。



水田や池など、浅い水中に生える多年草。
根が地中を這い、先端に塊茎をつける。


葉は根生し、沈水葉と抽水葉があり、沈水葉は線形で、葉柄がない。
抽水葉は長さ7~30センチの矢じり形で長い葉柄をもちます。

花は花茎の節に3輪生し、全体で総状花序をなす。
花には雄花と雌花があり、ともに白色の3弁花で雄花は花序の下部に、
雌花は上部につく。

このオモダカ(面高)の花の下で不思議な小さなピンク色の花に出会った。
名前は知らない。
私は初めて見る花だ。そのうち「教えてgoo」で、聞いてみようと思っているが、
画像がぶれているので☆この花の名前を知っている方がいたら
教えて下さい。

☆この質問に答えて下さった「うたかた花詩」さん
ありがとう!

キクモ(菊藻)
<オオバコ科シソクサ属>
水田や池などの浅い水の中に生える多年草。
地下茎は泥の中を這い、茎の上部は水の上に出る。

オモダカの下に隠れるように咲いていた小さな花です。

オモダカを除けなければ見つからなかった小さな花でした。

「うたかや花詩」さん、教えて下さってありがとう。

ピンボケですが、「うたかた花詩」さん、ありがとう。
キクモ(菊藻)、また会いたいわ。

8~9月、水上にでた葉のわきに紅紫色の花を咲かせる。
キクモの名前は、水中に生えて葉がきくの葉ににていることによる。

 

☆おまけキタテハ>が美しかった。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アレチウリ(荒地瓜)

2020-10-05 05:33:41 | 野の花日記

アレチウリ(荒地瓜)
<ウリ科アレチウリ属>
里山の空き地や土手などに、すべてを覆ってしまいそうな勢いで
大群生するつる草で、あのイガイガの実が私は楽しい。

雌雄同株で実は北アメリカ原産で戦後に日本に帰化した。
巻きひげで絡みつく。

葉のわきから花序を出し雄花と雌花をつける。

 

雌花は球状で短い枝先につくと言うので、雌花かな?と思う。
間違っていたら、御指摘お願い致します。

上はアレチウリの実

果実はイガイガの刺がはえて、痛そうだが、思ったほどではない。

星形に数個集まった果実序をつける。
鋭いが柔らかい刺と毛がびつしり生えていて、観察会の方は、
金平糖のようだと言うが(笑)、のどに引っ掛かりそうで食べたくないですね。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴキヅル(合器蔓)

2020-10-04 05:29:54 | 野の花日記

ゴキヅル(合器蔓)
<ウリ科ゴキヅル属>

石神井公園では、この時期になるとついつい
探してしまうのが、ゴキヅルの花と小さな実だ。
毎年、ちょっと違う場所に生えたりするので、結構あちこち探す。
「今年はダメかなぁ」とか思ったりした年もあったが、水辺の近くで

増えていてくれるのだ。

雌雄同株で夏から秋にかけて、葉のわきに黄緑色の1センチほどの
雄花を総状に数個付け、基部に雌花を1個つける。

もう少し、ゆっくり観察して、雄花と雌花の違いが解るといいのにと、
思いました。

果実は熟すと上半分が蓋のように離れ、中の種子がこぼれ落ちる。
種子は8ミリほどの円盤状でざらつき、2個入っている。

和名のゴキズル(合器蔓)は、この形によることからの名前です。
(山渓 日本の野草より)

花は5全裂し、裂片は細長い。萼も同じような形なので10個あるように見える。

今はもっと実がたくさんついているかもしれない。
近くにまた出かけてみようと思う。
雄花と雌花が解るかしら???

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カシワバハグマ(柏葉白熊)とオクモミジハグマ(奥紅葉白熊)

2020-10-03 05:17:50 | 野の花日記

カシワバハグマ(柏葉白熊)とオクモミジハグマ(奥紅葉白熊)

カシワバハグマ(柏葉白熊)
<キク科コウヤボウキ属>
カシワバハグマのカシワバ(柏葉)が、葉がカシワの木の葉に似ているから、
と言うのは何となく納得がいくが、ハグマが漢字で書くと、「白熊」と言うのが、
納得がいかない。  白熊はヤクの尾の毛の事を言い、
払子や槍などの飾りとして使ったもので、
花の様子がそれに似ていることからついたもの、
だそうだが、ヤクって日本にいないよね・・・。



山地の林内によくはえる高さ30~70センチくらいの多年草。

葉は卵状楕円形、長い柄、縁に粗い歯牙が目立ち、両面や縁に毛がはえている。
互生するが、茎の中部に集まる傾向がある

茎の上部に白色の頭花を穂状ににつける。
筒状花だけからなり、数個が茎の先につく。


山地の乾燥した木陰を好む。
地下に横に這う、結節の目立つ地下茎がある。

茎は直立して分岐しない。

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)
<キク科モミジハグマ属>
これがまたなんでオクとつくのかと思ったら、
モミジハグマと言うのがあってこれの変種で、
主として東日本に多いそうだ。モミジハグマでいいのかと思ったら、
オクがついてこれまたややこしいのです。

山地の林下に生える30~80センチの多年草。

茎の途中に長い柄のある数枚の葉が仮輪状につく。

葉の質はやや薄く、掌状に浅く裂けるのだそうだ。

葉の集まりの中心から伸ばした花茎に、多数の白色の花を側生穂状につける。
頭花には3個の筒状小花がある。

春頃から、とても気になっていた葉があった。
花が咲いていなくて残念だったが、葉っぱの正体が分かっただけで、
ひとつすっきりした。
是非!花が咲いてるところが見たい!
おまけのたぶん・

キッコウハグマの葉?


なぜか?気になっていた葉っぱだったのだ。

もしかして?これから咲くのかしら?

間違ってたら指摘願います。孤軍奮闘中で宜しくご指導願います。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クマツヅラ(鞭草・熊葛)

2020-10-02 07:01:49 | 野の花日記

クマツヅラ(鞭草・熊葛)
<クマツヅラ科クマツヅラ属>
ハイキングから降りてきたときに道路の道脇に少し群れて咲いていた。
あれ?なんだっけ・・見たことがあるけど・・
ちょっと調べたけど、見つからなくて「教えてgoo」で
教えて頂いた。そう~クマツヅラだったね。忘れてすいません。

山野の道端などでみられる高さ30~80センチの多年草。

葉は羽状に切れ込み、細かい毛が生える。

穂状花序に淡紫色で、径4センチほどの花を多数つける。
花冠は5裂して平らに開き、萼は筒状でながさ2センチほど。

馬鞭草はクマツヅラの漢名で、
枝先につける細長い穂状花序を馬の鞭に見立てたことからこの名があるが、
もっと咲きあがって横から見れば、クマツヅラだと思い出したかもしれません。

そんなことで、
馬の鞭の材料は、いつのまにかクマヤナギ(樹木)と呼ばれるようになったそうです。

 

おまけの馬の鞭に使うクマヤナギ(熊柳)の実


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする