留学と仕事で、都合14年間、海外生活を送ってきたのだが、あまり、クリスマスについての記憶はない。
大概、その時期には、休暇を取って旅に出ていたので、その行き先で、クリスマスの雰囲気を感じたと言うことであろうか。
アメリカ留学時は、一年目はヨーロッパの旅に出ていて、二年目に、アメリカ人宅に招待されて夕食を共にしたが、別に特別な雰囲気ではなかった。
ブラジルの4年間は、とにかく、真夏であるから、イメージがぜんぜん違っていて戸惑った記憶はあるが、殆ど何も覚えていない。
ヨーロッパでの8年間は、やはり、旅に出ていたが、ウイーンやザルツブルグ、コペンハーゲン、パリ等、そして、住んでいたアムステルダムやロンドンでの思い出だが、やはり、キリスト教徒ではないので、外国の祭日と言った程度で異邦人としての印象しかない。
クリスマスのイルミネーションであるが、アメリカ(私の場合はフィラデルフィア)の家庭の飾りつけ、特に、夜の屋外のディスプレイが実に美しい。
各家庭の庭先には競って飾り付けが輝いており、照らし出されたベスレヘムの厩をデザインした舞台設定の側で、クリスマスツリーが、チカチカしているもの等凝った物もあって、寒い夜道を歩くのも楽しかった。
イギリスでは、あまり気付かなかったが、家族中心のクリスマスと言うことで、翌日もボクシングデイと言ってボックス、即ち、プレゼントを交換する日とかで祭日であった。
友人は、貰ったクリスマスカードを、部屋に糸を張って万国旗のように飾って楽しんでいたが、これは、日本の年賀状よりは都合が良い。
ヨーロッパの冬は、夜が長くて厳しいので、クリスマス時期の商店やデパート等の飾りつけは、特に素晴しくて、毎年、人々は、どのようなデイスプレィをするのか楽しみにしている。
リージェント街のオモチャの百貨店ハムリーズの前には子供たちが集まっていて動かない。
毎年、商店は大変な意気込みでディスプレィに力をかけて物語を創作する。
特に、夜のイルミネーションに輝くショウウインドーは美しくて、何度かカメラを持って出かけたことがある。
旅をしていて、ヨーロッパの街々での思い出が沢山あるが、どんなに寒くても、クリスマス・シーズンのショウウインドーを見るとホッとする。
クリスマス・シーズンに旅行をしていてレストランで食事を取るのだが、予約制なので、中々、クリスマス・ディナーを経験したことがない。
ところが、偶々、その時は、オランダに居て、予約が取れたので、はじめてクリスマス・ディナーに出かけた。
ライデンの郊外のミシュランの星付きのレストラン「ビューケンホフ」であった。
古い貴族の館を改造したレストランで、オランダ在住中は、お客さんを誘ったり、家族でも良く出かけた私のお気に入りの店であった。
田園地帯の住宅街にある店で、庭木の多い綺麗な庭があって、窓からの眺めが良かった。
いくらか小部屋もあって、個室でディナーを取っている感じにもなり、こじんまりした館のレストランは、中々、アットホームで雰囲気も良い。
当然、タキシードで、家内も、それなりの服で出かけたが、客は、殆ど、オランダ人の様であった。
もう、15年も以上前の話なので、何を食べたのか忘れてしまったが、フルコースで、ワインは注文する必要がなく、料理毎に、ウェイターが、違ったワインを注いでくれた。
こんな食事を、別の機会に、ベルギーで、やはり、ミシュランの星レストランで取ったが、ヒュー・ジョンソンが言うように、本当は、皿ごとにワインを代えないと食事が美味しく頂けないのかも知れない。
私の場合は、前菜と魚に合わせて、まず白ワイン、そして、メインの肉に合わせて赤ワインを通してきたが、最初は、不遜にも銘柄を指定していたが、途中から好みと予算を示してソムリエに聞くことにしている。
途中で小休止、別室に行ってハープの演奏を聞いた。優雅である。
また席に戻って、メインコースが始まり、店を後にしたのは深夜であった。
イギリスに居た時、夏に家族でスコットランドを旅した。当然、あのネス湖も行ったが、特別に少し無理をして、古城や領主の館をホテルにした宿をハシゴした。
勿論、ホテルは街の中などにはなく、半島の先にあったり、奥深い森の中にあったりで不便であったが、どうせ車なので、気にはならなかったし、朝晩の散策など素晴しい経験が出来た。
この時の朝夕の食事であるが、当然、この古城ホテルで取る。
食前酒は、リラックスしてゆったりとしたリビングで頂き、用意が出来るとシャンデリア輝く食堂に案内される。
大きな館でも客室数は限られているので客は少なく、こじんまりした雰囲気が良い。
食事が終わると、また、別室に移って食後酒とコーヒーを頂く。
寝室は階上にあるので、ゆっくり夜長を楽しんで、部屋に戻る。
ミシュランのレストランとは、また違った食事の楽しみ方である。
大概、その時期には、休暇を取って旅に出ていたので、その行き先で、クリスマスの雰囲気を感じたと言うことであろうか。
アメリカ留学時は、一年目はヨーロッパの旅に出ていて、二年目に、アメリカ人宅に招待されて夕食を共にしたが、別に特別な雰囲気ではなかった。
ブラジルの4年間は、とにかく、真夏であるから、イメージがぜんぜん違っていて戸惑った記憶はあるが、殆ど何も覚えていない。
ヨーロッパでの8年間は、やはり、旅に出ていたが、ウイーンやザルツブルグ、コペンハーゲン、パリ等、そして、住んでいたアムステルダムやロンドンでの思い出だが、やはり、キリスト教徒ではないので、外国の祭日と言った程度で異邦人としての印象しかない。
クリスマスのイルミネーションであるが、アメリカ(私の場合はフィラデルフィア)の家庭の飾りつけ、特に、夜の屋外のディスプレイが実に美しい。
各家庭の庭先には競って飾り付けが輝いており、照らし出されたベスレヘムの厩をデザインした舞台設定の側で、クリスマスツリーが、チカチカしているもの等凝った物もあって、寒い夜道を歩くのも楽しかった。
イギリスでは、あまり気付かなかったが、家族中心のクリスマスと言うことで、翌日もボクシングデイと言ってボックス、即ち、プレゼントを交換する日とかで祭日であった。
友人は、貰ったクリスマスカードを、部屋に糸を張って万国旗のように飾って楽しんでいたが、これは、日本の年賀状よりは都合が良い。
ヨーロッパの冬は、夜が長くて厳しいので、クリスマス時期の商店やデパート等の飾りつけは、特に素晴しくて、毎年、人々は、どのようなデイスプレィをするのか楽しみにしている。
リージェント街のオモチャの百貨店ハムリーズの前には子供たちが集まっていて動かない。
毎年、商店は大変な意気込みでディスプレィに力をかけて物語を創作する。
特に、夜のイルミネーションに輝くショウウインドーは美しくて、何度かカメラを持って出かけたことがある。
旅をしていて、ヨーロッパの街々での思い出が沢山あるが、どんなに寒くても、クリスマス・シーズンのショウウインドーを見るとホッとする。
クリスマス・シーズンに旅行をしていてレストランで食事を取るのだが、予約制なので、中々、クリスマス・ディナーを経験したことがない。
ところが、偶々、その時は、オランダに居て、予約が取れたので、はじめてクリスマス・ディナーに出かけた。
ライデンの郊外のミシュランの星付きのレストラン「ビューケンホフ」であった。
古い貴族の館を改造したレストランで、オランダ在住中は、お客さんを誘ったり、家族でも良く出かけた私のお気に入りの店であった。
田園地帯の住宅街にある店で、庭木の多い綺麗な庭があって、窓からの眺めが良かった。
いくらか小部屋もあって、個室でディナーを取っている感じにもなり、こじんまりした館のレストランは、中々、アットホームで雰囲気も良い。
当然、タキシードで、家内も、それなりの服で出かけたが、客は、殆ど、オランダ人の様であった。
もう、15年も以上前の話なので、何を食べたのか忘れてしまったが、フルコースで、ワインは注文する必要がなく、料理毎に、ウェイターが、違ったワインを注いでくれた。
こんな食事を、別の機会に、ベルギーで、やはり、ミシュランの星レストランで取ったが、ヒュー・ジョンソンが言うように、本当は、皿ごとにワインを代えないと食事が美味しく頂けないのかも知れない。
私の場合は、前菜と魚に合わせて、まず白ワイン、そして、メインの肉に合わせて赤ワインを通してきたが、最初は、不遜にも銘柄を指定していたが、途中から好みと予算を示してソムリエに聞くことにしている。
途中で小休止、別室に行ってハープの演奏を聞いた。優雅である。
また席に戻って、メインコースが始まり、店を後にしたのは深夜であった。
イギリスに居た時、夏に家族でスコットランドを旅した。当然、あのネス湖も行ったが、特別に少し無理をして、古城や領主の館をホテルにした宿をハシゴした。
勿論、ホテルは街の中などにはなく、半島の先にあったり、奥深い森の中にあったりで不便であったが、どうせ車なので、気にはならなかったし、朝晩の散策など素晴しい経験が出来た。
この時の朝夕の食事であるが、当然、この古城ホテルで取る。
食前酒は、リラックスしてゆったりとしたリビングで頂き、用意が出来るとシャンデリア輝く食堂に案内される。
大きな館でも客室数は限られているので客は少なく、こじんまりした雰囲気が良い。
食事が終わると、また、別室に移って食後酒とコーヒーを頂く。
寝室は階上にあるので、ゆっくり夜長を楽しんで、部屋に戻る。
ミシュランのレストランとは、また違った食事の楽しみ方である。