熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

鉢植えでイングリッシュローズを・・・京成バラ園

2013年02月03日 | ガーデニング
   先週に続いて、今回もイングリッシュローズの鉢植えのセミナーだったので、京成バラ園に出かけた。
   「鉢植えで楽しむイングリッシュローズ」と言うタイトルで、趣味の園芸の有島薫さんが語った。
   私の場合には、イングリッシュローズの大半は鉢植えなので、格好のセミナーであった。

   まず、剪定の話から入ったのだが、今が一番適期だと言いながら、12月でもよければ1月でも良いと言った感じであったり、剪定についても、どこで切っても花が咲くと言った調子で、非常に大らかな話で、テキストに書いてあるような「五枚葉の・・・」と言った窮屈な指南ではないので、気楽に聞いていた。
   しかし、幅が広いだけで、上手く咲かそうとすれば、やはり、はっきりとした理屈があって、講師の的確な指摘を聞いて従った方が良いと言うことなので、あまり、ズボラ者の気休めにはならない。
   

   剪定については、HTの時のように、外向きの立派な花芽の上で剪定すると言ったことではなく、手当たり次第と言った感じで、どんどん切り詰めて行くので、非常にコンパクトになった。
   もう、随分前になるが、一度、この京成バラ園の剪定教室で、庭園のバラを選定したことがるのだが、その時も、随分思い切って根元近くで剪定したのだが、それで良いと言うことであった。
   テキストには、冬の剪定は、全体の3分の1とか2分の1の高さで剪定と書いてあるのだが、実際にやってみると、中々、思い切ってバサバサとはやれないものなのだが、有島さんは、もっと短く切り詰めている。

   イングリッシュローズは、ブッシュ系であり、細い枝にも花をつけるし、枝が多い方が花付きが良いと言うことなので、割り箸の太さと竹串の太さの間くらいの枝を残せばよいと言う。
   剪定は、創造・クリエーションだと言うことだが、トピアリーと言わないまでも、有島さんの剪定を見ていると、芸術的で、花が咲いた時の姿が楽しみになる。
   有島さんが剪定したイングリッシュ・ローズの鉢花は、30%ディスカウント品だったので、すぐに売り切れてしまった。
   私のイングリッシュローズの鉢花は、もう少し大株なのだが、特に樹形について考えながら剪定した訳でもないし、切り詰めが少し甘いようなので、もう一度、帰ってから、剪定をやり直そうと思った。

   私の気になったのは、肥料と薬剤散布であった。
   テキストや、園芸店などのガイダンスや指摘が、結構、バリエーションがあって違っており、どれに従えば良いのか、良く分からないことが多いのである。

   薬剤散布については、有島さんは、剪定後、すなわち、今月の適当な時期に、殺菌のために、ダコニールかサブロール剤を散布し、三月に、ベニカで薬剤散布、これを、もう一度くらい、五月の開花までに散布すれば良いと言う。
   その後は、秋の開花まで、薬剤散布はやっていないし、害虫などを見つければ捕ればよいし、葉がやられれば、市販の薬剤をスプレーすれば良いのだと言うのである。
   自分自身では、薬剤など適当に準備はしているのだが、今回は、先生の指摘に従うことにして、早速、忘れるといけないので、薬剤を買った。

   肥料については、根が動き始める時期なので、最初はカリ分の多い肥料が良いと言って、微粉ハイポネックスを紹介した。また,ビコントと言う化粧品並の価格の強壮剤様の薬品なども良く効くと紹介していたが、普通でも咲かない訳でもないのに、何故、こんなに高価な液肥が必要なのか良く分からない。
   いずれにしろ、結構煩わしいし、今のところ不都合もないので、私は、京成バラ園が置き肥として推薦しているバイオゴールドセレクション薔薇で、ずっと押し通すことにしている。
   説明書などでは、鉢バラには、3月下旬まで施肥は必要ないと書いてあるが、村上さんに聞いたら、新しく買ったり植え替えたりした鉢バラにも、今すぐに、置き肥すればよいと言うことであった。
   牛糞などの有機寒肥などは、腐敗を待つのに時間がかかると言うこともあるのであろうか。

   帰りに、京成バラ園が昨秋”17人のロザリアンが選んだ私の好きなバラ”を発表していて、かなり人気の高かった、紫系の新しいバラ「ノヴァーリス」と京成バラ園が昨年発表した「杏奈」が、品切れだったが、偶々、良い苗木が鉢バラで店頭に出たので、買って帰った。
   杏奈は、NHKの小山内健と涼風真世の放送でも出て来ていたのだが、久しぶりに千葉生まれのバラなので、庭に植えようと思ったのである。
   もう一鉢、衝動買いしたのは、娘と同じ名前の京阪園芸のバラで、どんな花が咲くのか楽しみで、きれいに咲いた段階で、娘に渡そうと思っている。
   とにかく、今年は思い切って、久しぶりに、バラの栽培に力を入れることになって、かなり、バラの数を増やしたのだが、どうなることか、千葉の自然との共生と闘いである。
コメント
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