先日、「優先席専用車両(シルバーズ・カー)を設置すべき」とブログに書いたら、有難くも、2件、コメントを頂いた。
この口絵写真は、メトロ半蔵門線の社内の優先席表示なのだが、日よけシェードにも拘わらず、下ろしても見えるようにしてある。心掛けは見上げたものである。
問題は、優先席に対する電鉄会社やJRの姿勢態度で、全くと言っても良いほど、その有効活用について、努力もしていなければ、実態がどうなっているのかさえ知らないのではないかと言うことである。
もし、知っていたとするならば、いや、知らなくても、完全にカスタマー・サティスファクション軽視の最たるもので、極論すれば、場合によっては、役員の善管注意義務違反として追及しても良いかも知れない事例である。
残念ながら、衣食足って礼節を知ると言うか、20年のデフレ不況で、普通の国に成り下がってしまった今の貧しい日本には、良き時代の礼節を重んじる風潮がすたれてしまったような気がして仕方がない。
お題目や趣旨は見上げたものなのだが、実際には、あらゆるところで、全く実行の伴わない事なかれ主義がまん延してしまって、この場合も、趣旨に賛同して「優先席」は設置するが、後はどうなっているかには全く関心なく、「はる」さんのご指摘の如く、全く、「優先席」が有効に機能していないのは明白であるにも拘わらず、車内パトロールさえもしなければ、JRの検札以外はスタッフが車内を歩くことさえしない。
事故が起きた時には、平身低頭謝るのだが、優先席」や「車内携帯電話」などは、場所だけ設置して車内放送と掲示板でこと足れりと見て見ぬふりで、謂わば、「羊頭を掲げて狗肉を売る」類の旅客サービスである実態に全く注意さえ払っていないと言うことである。
さて、この口絵写真の優先席表示なのだが、思い切って、4例のカット画の下の方に、「それ以外の方は、心の病んだ人」と朱色のゴチック体文字で大書して見てはどうであろうか。
尤も、「女性専用車」でさえも、男性が入り込んで文句を言ってトラブルになると言うケースがあると言うのだから、ダメかも知れないが、警告くらいにはなるであろう。
先日、優先席専用車両を設置すべきと書いたが、どうせ、電鉄会社は、繁閑の差など車両利用効率を言うであろうから、時間帯によっては、例えば、ラッシュアワーなどは、車内に移動間仕切り様の設備を設置したりすればよいのだが、要するに、隔離した優先席専用空間を作れと言うことである。
場所は、大阪の女性専用車両のように、車列の真ん中の一番良いところに設置すべきであると思っている。
優先席を必要としている人たちが、殆ど、利用できないような現状にあると言う悲しい事態になるほど、日本人のモラルや公徳心が落ちてしまっているとするのなら、そして、JRや電鉄会社が、本当に優先席を目的通りに維持したいと考えているのなら、当事者であるJRや電鉄会社が、実効ある活用を図るために、大キャンペーンを張る以外にないと思う。
車内パトロール隊を編成して啓蒙活動をするとか、いくらでも方法や手段はあると思うのだが、要するに、社是として社員全体に趣旨を徹底させて実行することである。
とにかく、JRなり電鉄会社が、「優先席」キャンペーンを立ち上げて運動を始めて欲しい。スタッフが制服姿で、「優先席」の前に立って、「健康な人は、優先席に座らないでください」と連呼するだけでも良い。
残念ながら、私は電鉄会社の株を持っていないのだが、もし、このブログをお読み頂いている方で株主の方が居られれば、株主総会で「優先席を生かそう」と言って頂くと効果があると思うのだが、いずれにしろ、当事者である交通機関が、率先して実効ある努力を開始しない限り、ことが始まらない。
私は、自分の経験からも、イギリスなどのヨーロッパの先進国やアメリカなどであれば、優先席には、子供たちには、道徳心と恥の意識がある筈なので、座らないだろうし、当然、大人も座らないので、何時も「優先席」は空いているだろうと思っている。
健康な人は座ってはならない席であるから、日本人のように、空いているから、「勿体ない(?) 座ろう」と言う意識は、起こさない筈である。
日本のように改札出札口があって、性悪説に立って徹底的に運賃を払っているかどうかをチェックするのとは違って、多くの国では、改札もなければ切符のチェックさえない国が多くて、正当な運賃を支払って乗車しているかどうかは、旅客個人のモラルなり良心に任されている。
昔、キセルをする旅客の多くは遠方にゴルフに出かけるサラリーマンだったと言うJRの報告を読んだことがあるのだが、そう言う心根の人が多いから、麗々しく「優先席」と書かなければ、困っている人に席を譲りさえしない。
しかし、優先席を設置してそのように注意を喚起しても、実際には、完全に無視して、公徳心のなさを更に暴露してしまって、恥の上塗りをしている、これが、悲しいかな、今の日本の「優先席事情」である。
最近、劇場でも電車の中でも、殆どどこでも、体の不自由な人たちが元気に活動されている姿を見ることが多くなって喜んでいるのだが、これとは別に、今後、少子高齢化が進んで行くと、益々、日本人全体が、必死になってお互いに優しい温かい環境づくりに勤しまなければならなくなる。
そのためにも、活動の場を豊かにする一助として、「優先席」を大切に育てて守っていくことが、大変大切な試みとなる。
「優先席」を守る運動を展開しよう。
この小さな(?)試みや対話を通じて、多くの貴重な指針や教訓など、これからの課題先進国日本のあるべき姿が見えてくるような気がしている。
この口絵写真は、メトロ半蔵門線の社内の優先席表示なのだが、日よけシェードにも拘わらず、下ろしても見えるようにしてある。心掛けは見上げたものである。
問題は、優先席に対する電鉄会社やJRの姿勢態度で、全くと言っても良いほど、その有効活用について、努力もしていなければ、実態がどうなっているのかさえ知らないのではないかと言うことである。
もし、知っていたとするならば、いや、知らなくても、完全にカスタマー・サティスファクション軽視の最たるもので、極論すれば、場合によっては、役員の善管注意義務違反として追及しても良いかも知れない事例である。
残念ながら、衣食足って礼節を知ると言うか、20年のデフレ不況で、普通の国に成り下がってしまった今の貧しい日本には、良き時代の礼節を重んじる風潮がすたれてしまったような気がして仕方がない。
お題目や趣旨は見上げたものなのだが、実際には、あらゆるところで、全く実行の伴わない事なかれ主義がまん延してしまって、この場合も、趣旨に賛同して「優先席」は設置するが、後はどうなっているかには全く関心なく、「はる」さんのご指摘の如く、全く、「優先席」が有効に機能していないのは明白であるにも拘わらず、車内パトロールさえもしなければ、JRの検札以外はスタッフが車内を歩くことさえしない。
事故が起きた時には、平身低頭謝るのだが、優先席」や「車内携帯電話」などは、場所だけ設置して車内放送と掲示板でこと足れりと見て見ぬふりで、謂わば、「羊頭を掲げて狗肉を売る」類の旅客サービスである実態に全く注意さえ払っていないと言うことである。
さて、この口絵写真の優先席表示なのだが、思い切って、4例のカット画の下の方に、「それ以外の方は、心の病んだ人」と朱色のゴチック体文字で大書して見てはどうであろうか。
尤も、「女性専用車」でさえも、男性が入り込んで文句を言ってトラブルになると言うケースがあると言うのだから、ダメかも知れないが、警告くらいにはなるであろう。
先日、優先席専用車両を設置すべきと書いたが、どうせ、電鉄会社は、繁閑の差など車両利用効率を言うであろうから、時間帯によっては、例えば、ラッシュアワーなどは、車内に移動間仕切り様の設備を設置したりすればよいのだが、要するに、隔離した優先席専用空間を作れと言うことである。
場所は、大阪の女性専用車両のように、車列の真ん中の一番良いところに設置すべきであると思っている。
優先席を必要としている人たちが、殆ど、利用できないような現状にあると言う悲しい事態になるほど、日本人のモラルや公徳心が落ちてしまっているとするのなら、そして、JRや電鉄会社が、本当に優先席を目的通りに維持したいと考えているのなら、当事者であるJRや電鉄会社が、実効ある活用を図るために、大キャンペーンを張る以外にないと思う。
車内パトロール隊を編成して啓蒙活動をするとか、いくらでも方法や手段はあると思うのだが、要するに、社是として社員全体に趣旨を徹底させて実行することである。
とにかく、JRなり電鉄会社が、「優先席」キャンペーンを立ち上げて運動を始めて欲しい。スタッフが制服姿で、「優先席」の前に立って、「健康な人は、優先席に座らないでください」と連呼するだけでも良い。
残念ながら、私は電鉄会社の株を持っていないのだが、もし、このブログをお読み頂いている方で株主の方が居られれば、株主総会で「優先席を生かそう」と言って頂くと効果があると思うのだが、いずれにしろ、当事者である交通機関が、率先して実効ある努力を開始しない限り、ことが始まらない。
私は、自分の経験からも、イギリスなどのヨーロッパの先進国やアメリカなどであれば、優先席には、子供たちには、道徳心と恥の意識がある筈なので、座らないだろうし、当然、大人も座らないので、何時も「優先席」は空いているだろうと思っている。
健康な人は座ってはならない席であるから、日本人のように、空いているから、「勿体ない(?) 座ろう」と言う意識は、起こさない筈である。
日本のように改札出札口があって、性悪説に立って徹底的に運賃を払っているかどうかをチェックするのとは違って、多くの国では、改札もなければ切符のチェックさえない国が多くて、正当な運賃を支払って乗車しているかどうかは、旅客個人のモラルなり良心に任されている。
昔、キセルをする旅客の多くは遠方にゴルフに出かけるサラリーマンだったと言うJRの報告を読んだことがあるのだが、そう言う心根の人が多いから、麗々しく「優先席」と書かなければ、困っている人に席を譲りさえしない。
しかし、優先席を設置してそのように注意を喚起しても、実際には、完全に無視して、公徳心のなさを更に暴露してしまって、恥の上塗りをしている、これが、悲しいかな、今の日本の「優先席事情」である。
最近、劇場でも電車の中でも、殆どどこでも、体の不自由な人たちが元気に活動されている姿を見ることが多くなって喜んでいるのだが、これとは別に、今後、少子高齢化が進んで行くと、益々、日本人全体が、必死になってお互いに優しい温かい環境づくりに勤しまなければならなくなる。
そのためにも、活動の場を豊かにする一助として、「優先席」を大切に育てて守っていくことが、大変大切な試みとなる。
「優先席」を守る運動を展開しよう。
この小さな(?)試みや対話を通じて、多くの貴重な指針や教訓など、これからの課題先進国日本のあるべき姿が見えてくるような気がしている。