大変楽しみな映画 「沈まぬ太陽」

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)
山崎 豊子
新潮社

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映画『沈まぬ太陽』公式サイト

2年前、私がマインドマップ基礎講座を受ける直前の時期、転勤後の教員生活最大のスランプ状態に陥っていた時のことです。私はもがき苦しむような気持ちで山崎豊子さんの本を貪り読んでいました。特にこの「沈まぬ太陽」は心に響き、腐りそうな自分の支えにしていました。

主人公の「恩地 元」は、会社の不当な人事配置によって、会社の人間が誰もいないアフリカの大地に左遷されます。その姿に自分の現状を反映させて、モチベーションを必死に上げようとしていたことを懐かしく思い出します。

この主人公「恩地 元」のモデルになった方が、故「小倉寛太郎」さんです。

小倉さんの人生を紹介しましょう。

1930年生まれ  東大法学部卒業
元日航労組委員長、東アフリカ研究家、自然写真家。
日本航空に入社後10年間カラチ、テヘラン、ナイロビと海外勤務。
帰国後、本社でアフリカ関係担当。御巣鷹山事故のあと、再びナイロビ支店長。その後、本社会長室勤務。1990年、アフリカ調査開発部長を最後に退職。
(小倉寛太郎著『自然に生きて』より引用)


2001年12月6日、私は当時勤務していた辰巳小学校で「小倉寛太郎」さんの人生最初で最後となる小学生向けの講演会を聞くことができました。アフリカで撮影された写真をスライドにして、子ども達にたくさん紹介して下さいました。この貴重な講演会「東アフリカの動物たち」でお話しをされた「小倉寛太郎」さんが、本当に楽しそうに子ども達に語っていた姿、その笑い声、もう8年もたちましたが、忘れられません。きっと一生涯、私の脳裏に焼き付いて離れないことでしょう。

2001年12月当時の様子を書いた日記

その「沈まぬ太陽」が10月24日に映画封切りされます。
それはそれはすごい豪華キャストで演じられる大作です。
本当に楽しみ!!!!!

皆さんの中にも『沈まぬ太陽』を読まれた方はたくさんいらっしゃると思いますが、まだの方はぜひぜひ読んで下さい。

自然に生きて
小倉 寛太郎
新日本出版社

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