私が生業を立てている業界では、今の時期は割と数日連続の休みをとりやすく、ホントなら花粉地獄から逃れて海外逃亡したいのはやまやまなのですが、今年は仕事が立て込んで長い休みを取れない……(T_T)。そんな中、ちょうど2年前に台湾で乗り鉄・撮り鉄 (そして夜市 ^^;) に燃えた楽しい記憶が改めて思い出されます。しかも台湾ではこの週末、ついに高鐵 (新幹線) が台北駅まで全通し、さらには切手や国営企業のネーミングが「台湾」になったり、中正紀念堂の改名計画が動き出したり……刻一刻と新しい時代へと進んでいるのがしみじみと感じられます (^_^)。そこで、ここらでひとつ温故知新、当ブログの記事カテゴリに「台湾」を加えたのを記念しまして、2年前に撮ったきりレタッチしていなかった画像がまだまだたくさんあったのを引っ張り出し、テーマ別にちょいとアップしてみたいと思います。
まずは、このたびタロコ (太魯閣) 号に台鉄最速列車の座を譲った自強号。まあ一番ありふれた存在ではありますが (^^;)、なかなか精悍なマスクの日本製DCが最長15両編成を連ねてフッ飛ばす光景はなかなか壮観です。↑の画像は南廻線経由で高雄〜台東間を結ぶ列車で、クーラーの良く効いた快適な車内から熱帯の農村や壮大な海山のパノラマを眺めるのは乙なもの (^_^)。撮っている方は死ぬほど暑いですが……(@o@;)。
いっぽうこちらは90年代中頃から導入されて、10年以上にわたって電化区間のスターだったプッシュプルバージョン。他の物価が上がり、自強号の運賃が相対的に割安になった時代の車両だけあって、英国・南アフリカ・イタリア製の電車自強のような存在感はないと思うのですが、客車には当然モーターがないこともあって静かで快適だな〜という印象です。2年前の旅行では、最初に飛行機で中正空港 (桃園空港に改名) に到着したあと、バスで台北ではなく中レキ (土+歴) に出て、嘉義まで約3時間このPP自強に乗ったのですが、疲れを知らずあっという間でした。台鉄ではどの車種も利用可能な「通用定期券」を販売していることもあり、夕方になると車内は制服の高校生でいっぱいになるのも台鉄らしくてミソですね……(^^;;
故障が少なければ、このPP自強への評価ももっと高いものになったと思うのですが (苦笑)、タロコ号は是非故障も少ない安全快適な車両としての評価を固めて欲しいものです (^^
↑の画像は、東部幹線・北廻線の南澳駅にて。花蓮からキョ光号に乗っていたところ (画面右に電源車が写っています)、自強に抜かれるため長時間停車 (笑)。そこで、速攻で駅の地下通路を通って向かいのホームへ。北廻線の険しい風景との組み合わせに大満足でしたが、今度はここでタロコ号を撮りたい……と思っているところです。