地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

銚子電鉄訪問記07.02 (3) 仲ノ町

2007-03-16 15:05:24 | 地方民鉄 (銚子)


 ちょっと間が開いて早くも1ヶ月以上前の話になってしまいましたが (汗)、銚子電鉄再訪のつづきです。
 個人的な銚子電鉄最大のお楽しみはもちろん (?) デハ801なのですが、一方いろいろな車両が醤油の香り漂う狭い空間にひしめいている仲ノ町の雰囲気も欠かせないお楽しみの一つです (*^^*)。今回訪れた際には、701号の検査終了にともなって301・702号の位置も動かされており、↑こんな感じで並びのカットを決めやすい雰囲気となっていました \(^o^)/ 最高に貴重な半鋼製の電車たちと、背景の醤油工場タンクの組み合わせ……実はこれこそ、ぬれ煎餅の追い風を受けて走る銚子電鉄を最も象徴する光景なのかも知れません。そして今や301号には、静鉄クモハ20の解体決定によって、現存する鶴見臨港鉄道の最後の車両という位置づけが加わることになります。
 ただ、最近銚子電鉄サポーターズの公式ブログを見てみたところ、気になる一文が……。少なくともこのときまでは、入場券を購入すれば仲ノ町車庫での撮影は自由でしたが、どうやら訪れる人が増え過ぎて危険が増したためか、撮影可能な位置がホーム及び構内踏切周辺の範囲に限定されたようです……(-_-;)。訪れる人が多ければ多いほど銚子電鉄の支援になるとは思うのですが、それとともにある種の「鉄」冥利に尽きる楽しみが失われるのも仕方がないのでしょうか……。まあ、それにもめげずに訪れて、季節ごとにまだまだ隠された魅力を見出すことこそ、この道の奥の深さでもあると思います。



 というわけで、今や余りにも多くの人から注目を集める存在となったデキ3、これからはこんな感じで独り占めしながら撮影できる機会は減りそうです。と言いますのも、何とも驚いたことに、両親が毎月もらっている某大手旅行会社のツアー案内冊子にも、日帰り銚子電鉄支援&銚子うまいものツアー(しかも神奈川県内各地出発!)なるものが出現していますので……(@o@)。今後は、混乱を避けながら次から次へと訪れる観光客や18きっぱーにデキ3の雄姿 (?) を見せるとしたら、見やすい位置への留置は必須になるのではないか?と予想しています。警報機のない構内踏切をいつでも見物客が横切っている状態は、とにかく冷や汗ものでしょうから……。
 そんなデキ3を、ビューゲルが下がっている姿ながらも、車庫内で周囲の雰囲気が分かるように撮影しておいたのは、我ながら正解だった!と思っているところです。
 それにしても、返す返すも後悔しているのは、銚子電鉄80周年にあたってデキ3が笠上黒生でデモンストレーション走行をしたのを多忙で見に行けなかったことです (T_T)。いまそんなことをやろうものなら、大混乱は必至でしょうから……。