撫順のジテ電車を完成させたのち、パッと思いつきで鉄コレの凸型EL (富井電鉄) を真っ二つに割って着手した車体延長工作……。そもそもの目的は、12m級動力 (TM-03) が余りにも非力で、20m級客車を3両連結するとたちまちダウン気味になってしまうことに業を煮やし、撫順のヘロヘロ客レをしっかりと牽引可能でTM-07あたりを活用できる凸型機を用意したいというものでしたが、その後まもなく工作は脱線して同じ撫順の電車FK1の製作に向かってしまい、継ぎ接ぎとパテだらけの車体は約4ヶ月近く完全に放置されたままとなっていました (^^;)。しかし、既にFK1も完成した以上、車体延長凸型ELもしっかりと用意して、3年半前に見届けた撫順の栄華 (?) を再現したいと思いまして、シコシコと工作を進めてみました。
しかし……原型のモールドに合わせて車体延長部分のパテやら何やらをヤスリで削り、あたかも元から一体の車体であったかのように見せるというのは、やはり精度的に大きな限界があるようで、ほどほどのところで妥協して塗装に移行せざるを得ませんでした。まぁ、多少の粗を残しておく方が、如何にもヘロいELらしい雰囲気が盛り上がることも確かですが……(^^;)。むしろ、塗装を進めるごとにようやく思い描いたイメージが立ち現れて来るのを眺めて思わずニンマリ (笑)。
その後はエナメル塗料による色差しと架空番号インレタ貼り(&半光沢クリア吹き)、そして窓貼りとパンタ載せ。以前鉄コレ凸型ELの塗装変更バージョンや撫順サハ75風客車をつくった際に使った名鉄新2000系用マット銀インレタの残りが僅かとなり(補充するべくGMストアにて探したものの、バラ売りは限定販売だったようで見つからず……-_-;)、前後左右の4ヵ所に同じ番号を貼ることが出来るだけの数字を選んだ結果、このような番号となったのでした(撫順ELっぽく見せる以上、一ケタ目は1にしたかったのですが……(^^;)。
ともあれ、全ての作業を終え、車体内側につくっておいたツメを鉄コレ動力の窪みにカチッと合わせて……ついに完成!!\(^O^)/ 車体延長しただけで雰囲気は結構変わり、EF13を彷彿とさせる感じ (んなこたぁないか ^^;) となり、所詮はヘタクソな改造ながらも大満足です♪ その後はさっそく落成試運転として平坦な即席エンドレス線を走らせまして、GMキットの20m級客車6~7両程度であれば難なく牽引できることを確認しました。もっとも、TM-07とて基本的には17m級電車3~4両程度を牽引するのに必要十分な動力として設計されていると思われますので、20m級客車を8~9両連結すると空転が生じますが (^^;)、所期の目的である撫順サハ75風客車3両の牽引用としては十分すぎるほどの性能です (^_^)。
さてと……これで「ジテ電車編成」「FK1編成」「KATO製9600+CNR塗装スハ32」「今回改造のEL+サハ75風客車」の計4編成が揃い、「中国炭坑鉄道っぽいミニ模型祭り」を机上で開催することが可能となりました(笑)。端から見ればナゾで酔狂の極みですが、それを敢えてやってしまうところにこそ鉄道趣味の奥深さの本質が潜んでいるのだ……という超自己満足に浸っているところです(^^;)。
忍の一字でヤスリをかけつづけ、何とか形がサマに (?)。
タミヤの日本陸軍濃緑色 (AS-1) をブワーッと。
パテの盛り跡が消えきっていなかった……(T_T)。再度シコシコと削り……。
台枠廻りを黒で締め、基本的な塗装終了~♪ ここまでが長かった……(^^;
ちなみに屋根のランボードはGM東急3000板キットの流用です。
屋根の中央には近鉄12200系用クーラーパーツを突起アクセントとして載せました。