地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

フリーで「20m車の琴電的?世界」を作る (1)

2010-04-06 00:24:00 | 超へっぽこ模型製作


 これまで撫順電車を中心に、初心者ながらも切り接ぎ工作を重ねてきた私ですが、そんな思い切った真似が出来たのもひとえに、それに先立って秘かにGM板キットで架空切り接ぎ車両を組む練習を重ねて来たためであります(^^;)。思い出してもみれば、個人的にそもそも初めて手がけた未塗装板キットはGMの東急3000系列であり、しかもいきなり切り接いでデワ3043を作ったものですが、それ以来「なるほど……こんな手品のようなこともやれば出来るものだなぁ」とすっかり良い気になり、「あれとあれを組み合わせ、この窓を埋めると一体どんな雰囲気になるだろうか……と試みてみたものでした (^_^;;)。
 しかし、その後は次第に撫順電車などの工作に移行したため、せっかく組んでみた架空車両群のほとんどは完全に放置され、長らく自室の片隅で屍を晒しておりました(汗)。お互いに何の脈略もない単品フリーランスということでは、結局どうモチベーションを維持するのかという問題がありますので……(^^;)。以前、GMストアにてジャンク品扱いで売られていた東武78系ボディを素材として、思いつきでフリーランス車両を作ったものですが (これだけは東武78ということもあり真面目に作ったという……^^;)、さらにいろいろ車両をつくって「20m車の琴電的世界をつくろう……かなぁ」という宣言はそのまま企画倒れとなっておりました (苦笑)。



 とはいえ、折角GM板キットとして生まれてきた素材を殺してしまうのは、やはり非常に勿体ないことであります。そこで、やはりキモになる塗装の選択をしっかりとやることにより、再び自分の脳裏のモチベーションを高めようと思ったのでした。とくに、東武78フリーランスを作った際、古さやシブさを醸し出そうとして車体上部に灰白色を塗ったことといい、車体下部に明るめながらも彩度が低いドイツ軍グリーンを塗ったことといい、どれも裏目に出て失敗し気分が萎えたという苦い経験を繰り返すわけには行きません(→既に窓やパーツを外し、色を落として再塗装待ち。鉄道むすめコンテナ第2弾東武ver.牽引用にするかも。爆)。
 というわけで、新たな色のチョイスですが……まず腰回りにはシンボルカラーとして個人的趣味によるグリーン系を採用。但し、上下の幅をやや狭くし、車体上部には明るい暖色系を採用することで、シブさとスタイリッシュさ(?)と色彩的見栄えという、ときとしてお互いに干渉しかねない要素をうまくからめ合わせて演出することにしました。具体的には、緑はタミヤの日本陸軍濃緑色 (AS-17) を、そして窓廻りはGMの西武アイボリーを採用し、屋根にはタミヤのグレイバイオレット (AS-4) を塗ってメリハリを出しております。塗った結果は……ををっ良い感じ(*^^*)。今後、ベンチレーターはGMねずみ色1号とするつもりですが、下回りは黒とグレーのどちらにしようかなぁ……と (^^;