地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

あずさ色183&189系・古巣を行く

2010-04-29 00:00:00 | 国鉄型車両


 世間は黄金週間に突入!という今日この頃ですが、私は仕事のためまとまった休みをとれませんので、これからしばらくはラジオで時折「渋滞ン十km」という報せを聴く度に、「フッ……折角の貴重な休みを高速道路という名の巨大駐車場でカンヅメになるために浪費するとは……(以下いろいろと言いたいことはありますが取りあえず省略)」という黒い笑いが腹の底からこみ上げて来ることになるでしょう (超爆)。ええ、どうせ私は公共交通原理主義者であり、かつ根暗で陰険な人間ですので放っておいて下さい (笑)。
 というわけで鉄道の旅は、今こそ時間に正確で快適なものとして強調されるべきでしょう。そして旅行シーズンともなれば、普段は車庫で無聊を託っている団臨用車両も引っ張り出され、渋滞知らずの鉄道を選択した人々を満載して大活躍~♪ 



 とくに、往年の直流特急の王者・183&189系は、冬のあいだ残存編成の多くが暇を持て余していたものですが……春の訪れとともに団臨・修学旅行臨・季節臨としてフル回転しているのを目にします。このうち個人的に最も馴染みがあるのは、普段東海道線をしばしば利用する関係上、田町に常駐する国鉄特急色の183系でして、あずさ色の183・189系はたまに新宿駅で見かける以外ほとんどご無沙汰でした。しかし、今月中旬に中央東線を訪れた際には、短時間のうちに3本もあずさ色編成が姿を現し、あたかもかつての183・189系全盛期を彷彿とさせる展開に思わず圧倒されました……。そういえば、早朝の車窓からロケハンをしていたところ、上野原駅周辺には朝っぱらから三脚がチラホラと立っていましたが、なるほど……ふだん滅多にない「あずさ色祭り」を記録するためだったのでしょうなぁ……。根っからの中央線ファンにとってはまたとない饗宴だったのでしょう。
 このうち2本は恐らく、甲府で開催された「信玄公まつり」や桃源郷見物に関連した団臨であったと思われますが (DJ誌を買って確認しているわけではありませんのでスミマセン。2本中1本はドピーカン超逆光に見舞われ、画像アップは省略……汗)、あずさ色の183系で桃の花見とは何とも風流この上ない話ではあります……。いっぽうもう1本は定番の「ホリ快河口湖」でしたが、本来栄光の特急エンブレムが輝いているべき位置に無造作に貼られたキャラクターが何とも残念な限り……(-_-;)。いずれまた剥がされた状態の「ホリ快河口湖」HM姿を撮ってみたいものです。