地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

2010春・関西私鉄半日遊 (5) 阪急3000系列

2010-04-27 00:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 思い出してもみれば、個人的に前回阪急京都線を訪れたのは、新型インフルエンザ騒動が勃発していた昨年5月下旬のこと。当時はまだ6300系が数編成現役で、究極の王者・6330Fをはじめ感動のシーンを記録したものでした。しかし……周知の通り京都線8連としての6300系は既に終焉を迎え、バスを降りて高槻市駅の階段を登っても「嗚呼……6300様が当たり前のようにやって来る喜びはもうないのだなぁ……」という侘びしさを感じずにはいられなかったのでした。
 とはいえ、阪急京都線では3300・5300・7300といった個人的なお気に入りがまだまだ現役! そこで、折角夕方前のド順光な時間帯にやって来たのだから(&6300系の引退劇が過ぎ去って沿線は至って静かですので)、改めて気合いを入れて撮りまくろう……と構えていたところ、な何と何と!それほど待たずして神宝線用3000系の試運転列車に遭遇したではありませんか!! (*^O^*)



 考えてもみれば、阪急の全般・重要部検査は京都線の正雀で行われ、車体規格が京都線車両に比べて小振りな神宝線車両が京都線で試運転を行うのもたやすいことですので(そういえば嵐山直通臨もありますし)、別に腰を抜かす必要はないのかも知れません (^^;)。しかし、関東から出張撮り鉄に来ている人間が、京都線でイキナリ神宝線の試運転車両(しかも最古参の3000系!) に当たるというのは、まさに偶然の中の偶然……。こういうことって、たまには起こるものですね♪
 いっぽう、京都線で未だ確固として主力の座を占める3300系は、今回もごくごく当たり前のように快走しまくりでしたが、9300系が計11本揃った現在では、ひところのような日中の特急運用に入ることはなくなった模様……。少々残念なことではありますが、高槻市以北の駅間が長い区間では準急 (→各駅に停車) でもあっという間に105~110km/hを叩き出し、ダイナミックな走りは十分に楽しめます。しかも、存在感が似ている京急1000形が今や滅亡寸前であるだけに、並走する新幹線に「勝てる見込みのない喧嘩」を売りながら (?!) 豪快にモーター音を鳴らしまくる3000系に揺られていると、思わず涙がこみ上げる心地すらするのです……。
 しかしこの日は、もっと衝撃的で感動的なシーンに遭遇……(→次回 ^^;)。