
熊谷で桜が満開となったと伝えられる中、今さら厳冬のようなシーンをアップするのは野暮かも知れませんが、この春の首都圏の気温は真冬と初夏の間をジェットコースター状態で上下しまくりですので、まぁ良いかな……ということで(^^;
最近は秩父というと7000・7500系や1000系のリバイバル塗装に夢中にならずにはいられないのですが、勿論現行塗装の1000系も来れば必ず撮ることにしております。しかし、今回の雪中行ではややもすると、国鉄色よりも標準塗装の方が全然見栄えがするように思えたのでした。白い雪・黒い森が織りなすモノトーンの風景に、淡いアイボリーの車体とブルー・赤のストライプが異様に美しく浮かび上がり、雪に照らされた車体がクリヤに輝いていると申しますか……(*^^*)。

そんな鉄道風景、どこかで見たことがある……というわけで思い当たったのが、富山地鉄の「優等色」アイボリー+グレー+赤塗装! 個人的に、私鉄車両の塗装は数多くあれど、雪景色が最も良く似合うのは富山地鉄の塗装であろうと思っているのですが、この秩父1000系標準塗装も実はかなり良い勝負で雪景色映えするのではないか……と認識を新たにさせられました(^_^)。
うーむ、どうして今までこのことに気づかなかったのだろう……とも思うのですが、まぁ秩父での降雪というチャンスと自分の予定が合わなければどうしようもないわけで、もし今回ドカ雪の中で敢えて訪れていなければ、下手をすると結局「1000系標準塗装・雪景色の美」を知らずして1000系と自分の付き合いも終わるのかも知れなかったはず(いつまで走るか分かりませんから・・)。それは余りにも勿体ないと思えるほど、雪景色の中を舞う1000系の姿は麗しく……しかもこの日は標準塗装編成がフルに運用していましたので、思う存分楽しませて頂きました(^^)。こんな感じで、季節が移ろい景色が変われば鉄道車両の見栄えも変わるという点にこそ、鉄道趣味の奥深さがあるのかも知れません……。