地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

フリーで「20m車の琴電的?世界」を作る (2)

2010-04-17 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 思いつきで製作を再開したフリーランス・シリーズ、その第一陣としてこのたび目出度くGM東急3000系列の両開き扉バージョン(国鉄101系ドア)が完成しました!……って、興味をお持ちの方はおられないですね、すみません (^^;)。あくまで個人的な苦心惨憺の連続と反省点の備忘録として綴っておりますもので……(笑)。
 今回製作の車両は、何と言っても今後のフリーランス続編製作に向けた試金石でありまして、思わず「この車両と連結させる車両を作りたい!」と叫ばずにはいられないほどの個人的な見栄えの良さを目指しました。そこで、本シリーズ前回でも記しました通り、とりわけ塗装の選定には検討に検討を重ねた次第です。
 この塗装を全体として見ますと、かつての三重交通や大分交通、それに最近ではひたちなかの新塗装みたいじゃん……という声が聞こえて来そうですが、あくまで個人的な好みということで恐れ入ります (笑)。既に製作した撫順ジテっぽい編成と並べても良い感じになるように、という狙いも一応あるのですが……そういえば当ブログのデザインカラーと近似ですね、こりゃ (^^;;;)。



 う~むそれにしても、両開き扉の半鋼製釣掛式電車という、日本では結局鉄道省サハ75 (山手線用に1両試作したものの間もなく戦災で廃車という悲運の車両) や近鉄の車体延長車モ6333などごく少数の事例を除いてほとんど現れなかったジャンル……。個人的にはこのような存在感は大好きでありまして、もし本当にこんな車両が目の前に実車として停まっているならば大喜びで激写しまくり、そして何度でも飽きずに通いまくりでしょう……(*^^*)。
 もっとも、GM東急3000の窓と国鉄101系のドア窓では高さが全然違うのではないか?というツッコミが当然あり得るわけでして (^^;)、私自身も製作を始めた段階からそのことを痛感しているのですが、要は雨樋のモールドが似ており、かつ側面の高さがほぼ同じになる板キットを選ぶと、このような組み合わせがやりやすいということで……(^-^;)。まぁ、メトロ6000・7000・8000系のうち冷房準備車として登場したグループのように、窓はデカくなったもののドア窓は小さいまま……という実例もありますので、余り深く考えないようにしております (^^; →これらは最近続々とアコモ更新とともにドア窓が大きくなりつつありますが)。
 もう一つの反省点は、切り接ぎの都合上いったん切除して貼り直したウインドシル。プラ板を細く切り出したため、どうしても歪みが出てしまってますね……。極薄プラ線の存在に早くから気づいておくべきでした。また塗り分けマスキングも、ウインドシルとの干渉を避けるため極細のマスキングテープを使ったところ、やはりラインがピシッと直線にならず……(^^;)。まだまだ修行は足りません。
 それにしても、当初「1両珍車を作って満足」の予定であった東急3000系列ベース・20m両開きボディ、いざ完成してみますとやけに見栄えがすることから、「量産して少なくとも4連にはしたいものだ」という宜しくない妄想が……(滝汗)。その前に数多くの仕掛かりボディや、買ったきり塚のように積んであるGMトータルキットを仕上げたいのですが……。自分は甲斐性無しのくせに、こうも浮気性だったのか……とゆーことを痛感しております(爆)。