地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

2010春・関西私鉄半日遊 (2) 近鉄8000系列

2010-04-21 00:16:00 | 大手民鉄 (近鉄)


 近鉄京都線のお楽しみといえば、個人的にはひょっとすると昭和の特急よりも8000系列かも知れません。小田急沿線民の私から見ますと、近鉄は小田急と同じく有料特急と一般急行がバンバンやって来るという点で雰囲気が似ており親しみが湧くのですが、その小田急では伝統の小田急顔が今や風前の灯火になりつつあるのに対し、近鉄では2200系以来のデザインの延長にあるマスクを持った界磁位相制御車が未だ大活躍中であるのはうらやましい限り……。しかも京都線では、早いもので1年前の話となりました阪神なんば線開通以来、シリーズ21が大幅に減少して8000系列の濃度が急上昇! 利用者の皆様からすれば迷惑な話であることは百も承知ですが、小田急沿線民のヨソ者としてそんな京都線を撮っておりますと、この手の顔を撮るのにさほど待たされないというのは本当に気分的に癒されます(*^^*)。



 とくに、既に登場から40年以上経った8000系6次車タイプ(1枚目の画像)が、絶好のコンディションに整備された車体を輝かせつつ迫って来るのは、何とも心躍るシーンではありませんか!(^O^) しかも、普段はもっぱら普通列車用として使われているように見受けられる3連が2本組み合わされて6連急行となっているのは、かなりレアな光景であるような気もするのですが……そんなことはないか (^^; 単に沿線民ではないために珍しく見えてしまうのかも知れません)。
 いっぽう、屋根の形状がやや盛り上がった8600系は70年代前半の新造ですが、如何せんクの車番が8100となっていることから、8000系6次車や8400系 (クは8300台) よりも古参車両のように一瞬思ってしまうのは私だけでしょうか(^^;;)。
 何はともあれ、8000系列が急行・普通ともども主力として大活躍中の京都線、これからも折に触れて何度でも訪れたいものですが、前回も記しました通り特急のACE・Ace度が上がったのは少々残念ですね……(乗る分には最高ですが ^^;)。