~あらすじ~
市民マラソン大会に闖入したダチョウを捕獲して以来、鴇先生の周囲にちらつく怪しい影。
心中未遂で事件は幕を閉じたかに見えたが、なおも園内には不穏な空気が立ち込める。
独自に捜査を進める飼育員の桃本らは、やがて想像を超えた大事件にたどり着く…?
~感想~
楓ヶ丘動物園シリーズにまさかの続編。トリックはとりあえず脇に置いといて、非日常的な動物園の日常と、驚異的にキャラ立ちした職員たちのやりとりが妙に楽しい。
ブレイク間近(?)の伊神さんシリーズ(仮)で鍛え上げたユーモアセンスが全開で、主人公(?)の桃本も葉山君に負けず劣らずのツッコミとモテモテぶりに忙しい。
トリックに目を戻してしまうと謎のこだわりを持つ密室トリックはあいかわらず小粒。事件の裏に潜む真相も、意外に巨悪ではあるがそれだけに終わったか。
しかしほのぼのした日常系ミステリな作風に思われがちだがこの作者、事件の様相や犯人像は結構エグく、かなりハイレベルな極悪人やサイコな人が登場するのだが、今回も御多分にもれずなかなかの物で、このあたりのギャップは面白い。
とにかくシリーズ化してくれたのはうれしい限り。今後も追いかけて行きたい。
13.8
評価:★★★ 6
市民マラソン大会に闖入したダチョウを捕獲して以来、鴇先生の周囲にちらつく怪しい影。
心中未遂で事件は幕を閉じたかに見えたが、なおも園内には不穏な空気が立ち込める。
独自に捜査を進める飼育員の桃本らは、やがて想像を超えた大事件にたどり着く…?
~感想~
楓ヶ丘動物園シリーズにまさかの続編。トリックはとりあえず脇に置いといて、非日常的な動物園の日常と、驚異的にキャラ立ちした職員たちのやりとりが妙に楽しい。
ブレイク間近(?)の伊神さんシリーズ(仮)で鍛え上げたユーモアセンスが全開で、主人公(?)の桃本も葉山君に負けず劣らずのツッコミとモテモテぶりに忙しい。
トリックに目を戻してしまうと謎のこだわりを持つ密室トリックはあいかわらず小粒。事件の裏に潜む真相も、意外に巨悪ではあるがそれだけに終わったか。
しかしほのぼのした日常系ミステリな作風に思われがちだがこの作者、事件の様相や犯人像は結構エグく、かなりハイレベルな極悪人やサイコな人が登場するのだが、今回も御多分にもれずなかなかの物で、このあたりのギャップは面白い。
とにかくシリーズ化してくれたのはうれしい限り。今後も追いかけて行きたい。
13.8
評価:★★★ 6