東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

経済制裁の効果についての定義

2006-07-09 12:37:08 | 社会・経済

『経済制裁は効果がない』という連中の『効果』と言うのは何処まで影響が出ればというつもりなのか。言葉の定義をしないで議論することは常に非生産的なのでしっかりと確認をしてもらおう。

北朝鮮のシンパとしか思えない連中のいう『効果』とは北朝鮮の住民全部がミイラになるくらいやせ衰えなければならないのか。首領様の一族全員までが煮干やかれいのひらきみたいにからからになるまでやるということなのか。つまり北朝鮮のGDPがゼロにならなければ効果がないというなら分かる。それであればよほどのことをしないとあなたたちの言う『効果』はでない。たしかにね。

北朝鮮のような基盤が脆弱で規模の零細な経済では、5パーセント経済がシュリンクしても崩壊するだろう。10パーセントなら確実に息の根を止められるだろう。


経済制裁は効果がない?

2006-07-09 11:14:27 | 社会・経済

「日本一国だけでは経済制裁をしても効果がない」というヤツがいつもいる。敵国に通じて経済制裁をつぶすスパイか、全くの馬鹿なのかよく分からん。自民党にもいるし、民主党の小沢もシナに先日ご機嫌伺いに行ったときに言った。

経済制裁はまず断固とした意思表示である。相手を非難することを明確に行動で示すことである。次に効果がないということであるが、北朝鮮は「経済制裁は宣戦布告である」といっている。その他口汚い言葉で恐喝して阻止しようとしている。自国になんら影響がないなら、普通は放っておくだろう。

狂ったように経済制裁を阻止しようとするのは、効果が顕著だからと考えるのが常識だ。強烈な痛手を受けると恐れている証拠である。北朝鮮の経済力を考えると日本がごく一部の制裁を課しても大きな打撃を与えると考えるのが正常な思考だろう。

シナや韓国が代わりに経済援助で支えるから効果がないという議論がある。これもおかしい。シナや韓国の援助が増えればこの二国の負担が増えることになりダメージになる。それはそれでいいではないか。自国の犠牲で北朝鮮を援助するならさせたらよい。その代わり、円借款は中止し、これまでに与えた借款は直ちに償還を求めればよい。


北朝鮮ミサイル国連制裁決議

2006-07-09 09:21:08 | 社会・経済

日米英仏の共同提案が月曜日に採決にかけられる。麻生外務大臣が終始一貫明確な態度を示しているが、従来の日本政府にくらべて格段の進歩である。

日本は国際会議で反対されたら、とか採択されなかったらとか、提案をする前から気に病む。ばかばかしいことだ。国際会議はボクシングの試合と同じだ。ジャブを多く繰り出さないと相手を倒せない(主張が通らない)。手数が大切だ。一発パンチで倒せないと何も出来ないなら最後までなにも出来ないだろう。お互いにパンチを交換する過程が国際会議というものだ。

今回は大多数の賛成が得られていて中ロが消極的というに過ぎない。問題の性質からしてロシアは棄権するらしい。万が一、シナが拒否権を発動して通らなくても記録は残る。採決の過程は永久に記録に残る。反対したシナは今後国際社会でそれなりの非難の視線に耐える必要がある。

こうした記録が積み重なり、数多くパンチを繰り出しているうちにノックアウトできる。まして今回は採択の可能性がかなりあるのにシナに遠慮するが如きは売国的行為である。