東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

相撲協会は少年院か

2007-10-04 18:46:27 | 社会・経済

今週は週刊文春がいい。時津風部屋の時太山リンチ死事件だ。いい証人を抑えているのだろう。おすすめである。

大相撲に入ってくる新弟子のリクルート源は何だ、とつくづく思うね。民営の少年院なのかね。どうしようもない連中を俺たちがしつけてやるんだといっているように聞こえるんだよね、彼らの言い分を聞いていると。それなら、ヤクザの世界と同じではないか、あるいは少年院ということか。どこにも引き受けてがない厄介者を鍛えてやるんだ。だから何をしてもいいということか、真っ当な人間にしてやるんだから。脱走しても親も引き取らないというんだろうか。

それから前のアップの追加。松浦なにがしの発言の件だが、行司は今取り組みを二つしかさばかないだろう。あれも余剰人員を抱えているからだろう。審判なんて十両一人、幕の内前半、後半各一人で十分だ。伝統とはなんの関係もないよ。

それから年寄株だ。一億とか二億とかで取引されるんだろう。こんな取引で相撲界のキャリアが決まっていいのか。民間ならいいよ。公益法人だろう。文部科学省管轄だろう。力士は年寄株を買う金をためるために男芸者のような真似をして後援会の有力者の座敷にはべる。相撲道とは何の関係もないよ。

松浦健四郎、お前は即刻辞任しろ。

もう一つ追加:報道によると時津風親方と妻が、あれは稽古中の事故だ、解雇はしないでくれと陳情書を相撲協会に書いたという。

あきれたね。大相撲の部屋というのは「家族」を擬したものだろう。おかみさんというのは若い力士の母親役だ。今回のような事件では親方同等の責任を感じなければいけない。ある意味ではあんな事件を起こしたことの責任は親方以上に重いといえる。よくもイケシャーシャーと。多分、他の親方か理事の入れ知恵の可能性もあるがね。


消費税を上げてもいいが

2007-10-04 09:34:37 | 社会・経済

必要なら消費税をあげても良いが、税金が不当に免除されている事例を是正してからだ。

相撲協会から即刻財団法人資格を剥奪して税の減額特例を廃止すべきだ。勿論税金の不当使用について、たとえば年金問題など解決しなければならない。

相撲協会の減税額は全体から見れば少ないだろうが国民には分かりやすい。マツリゴトとしてはかっこうの対象である。みせしめ、だな。みせしめ、というのは国民に分かりやすい対象をお仕置きすることだ。政治家ならそのくらいのことは分かっているだろう。

松浦ケン四郎とかいう文部科学省の副大臣がいるだろう。あれを更迭しなければだめだ。どういう利権、しがらみがあるのか知らないが、朝青龍問題でも陰でコソコソとフィクサーみたいなことをした。

今回の時津風リンチ事件では時々テレビに出てくるが、相撲の伝統を残せるか、とか細かいことをいうので驚かされるが、行司や呼び出しだったかな、それの養成、伝統が今のまま残せなくなるというようなことをいきなり言う。言われたほかのゲストは出し抜けを食らわされたように唖然、ポカンだ。

そんなことは工夫すりゃいいんだよ。今のままが絶対なのかね。大体行司(審判)が部屋付なんていう現状、伝統は改めるべきじゃないの。相撲というものの八百長、興行体質をよく現している。青少年の教育に害毒を流すよ。松浦の発言を聞くと相撲協会の言い分を無批判に受け入れているようだ。渡海大臣、はやく彼を更迭しなさい。


沖縄集団自決のアポリア1

2007-10-04 07:54:36 | 社会・経済

この問題を教科書に載せろとかいう騒ぎだが、ユダヤが滅亡したときにマサダの集団自決というのがあった。これはたしかに歴史に残っている。教科書じゃないがね。たしかヨセフクスというユダヤ人の歴史家が書いたユダヤ史だった。

このことは前にも書いた。たしか紀元60年くらいだったかな。ローマ軍に包囲された最後のユダヤ軍民が山の上の洞窟にあったマサダ要塞で数千人集団自決した。キリスト教と同じでユダヤ教では自殺は大きな最悪である。そのために、親は子を殺し、子は年老いた両親を殺し、夫は妻を殺した。残った壮年の男性はくじ引きをして負けたほうが勝ったほうを刺し殺す。

つまり半分の人間は後に残るわけだ。そこで二回目のくじ引きを行う。負けた半分が勝った相手を殺す。こうして何回もくじ引きを繰り返すと最後に一人残る。その人物が自決する。つまり自殺という罪を犯すのは一人ですむというわけだ。

21世紀の現在でもイスラエル軍の新兵はマサダの山の上で入隊の宣誓式を行う。これを思うと世の中にはイロイロあるな、と複雑な思いがする。

つづく