東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

小池百合子君と守屋武昌君(2)

2007-10-21 13:15:06 | 社会・経済

第二話 匙加減:須田慎一朗とかいう、あれは経済評論家というのかリポーターというのか、が時々夕刊フジにいい事を書いている。小池百合子と守屋君が引っ掻きあいをしているときにインサイド・ストーリーを書き始めたのだが知りきれトンボになっている。いっこうに先を続ける気配がない。なにか圧力がかかったのか、もっといい話を持ち込まれたのかもしれない。そこでオイラが続きを代作してみよう。

あれは小池百合子が睡眠導入剤とアルコールを混ぜたのを竹下派に飲まされたんだね。魚心あれば水心、彼女も合点承知の介だ。安倍首相がすっころぶと嗅覚を働かせたのだろう。彼女もソロソロ次のパトロンを物色していたのだ。守屋次官に関する怪情報は野中か石場あたりから吹き込まれたのだろう。

彼女も年でヤキが回っているのか、登君の郎党が匙加減を間違えたのだろう。大体、彼女のテクニックは陰で爺さんをこっそり揉み揉みするのが得意なのだ。今回のように表舞台で派手に見栄を切る者ではないのだ。

防衛省は利権の宝庫であるという点では厚生省と双璧をなすものである。ながらく竹下派がその利権を抑えてきたのであるが、小泉首相の時代に、他の省庁の利権と同様に駆逐されてしまった。守屋前次官は小泉政権で異例の長期にわたり次官を努めさせられたわけで、その心は防衛利権からの竹下派の徹底的排除である。

防衛利権の一大宝庫である沖縄問題も竹下派の思うようにはさせなかった。小池は沖縄担当もしていたんだろう。現地の政治屋とも親密なことが報道されているが、防衛利権の再奪取を狙う竹下派と小池百合子の接点はその辺にある。

守屋次官は小泉首相の付託にこたえたわけではあるが、その過程で個人的余禄をポッポに入れてしまったわけである。山田洋行とかいう会社は竹下派排除のデバイスとして重要な役割を果たしていたのかもしれない。いずれにしても、諸君、新聞紙面がにぎやかになって退屈しなくていいではないか。

小泉首相の最終的監督責任もあろうが、石場、久間などの竹下派の防衛大臣の監督責任は重大である。もっとも、利権の争奪で石場と守屋はきわめて険悪ななかであったという。実態は奇麗事ではないのだ。