A案 民間組織とし、財団法人資格を剥奪する。
義務:
a 天皇賜杯を返還させる。
b 財団法人を解散するにあたり、政府委員、外部監査委員により財務清算事務を行い、所轄官庁に報告し、資産を国庫に返納させる。
権利:
民間組織移行後は組織、人事は勝手次第とする。
B案 財団法人格を残す場合
1 分割:
組織を分割する。
a案 二分割案 東京相撲協会と大阪相撲協会に分割する。すなわち現在の日本相撲協会成立直前の状態に戻す。
b案 四分割案 すなわち
東京相撲協会、大阪相撲協会、名古屋相撲協会、福岡相撲協会
c案 その他
2 人事:各組織に新たに会長を置く。会長、理事長、監事は所轄官庁が指名する民間人(天下りを含む)とする。
3 所轄官庁: 再検討し、法務省の主管とすることを検討する。
4 キャリア・パス見直し:
* 親方制度を抜本的に改革し、親方株の売買を禁止する。
* 行司のリストラを行う。行司の部屋つき制度を廃止して公正を担保する。幕内前半一人、後半一人、十両一人、各段一人の行司で勝負をさばけるような定員をもうける。呼び出しも行司に準じたリストラを行う。
* 幕下以下の力士の定年を儲ける。下ほど定年を若くする。例:序の口十九歳
* 力士については全員に3ヶ月ないし6ヵ月ごとの健康診断を行う。パイロットの資格検査と同じ考え方。そのために現在機能していない相撲診療所を廃止して新しい付属医療機関をもうける。
* 行司については特に視覚検査を3ヶ月ごとに行う。
5 服務規程の明文化
力士の服務規程を明文化する。十両以上については契約書を交換する形にしても良い。外国人力士が増えている現状でトラブル防止になる。力士は月給制だそうだが、いかなる役務に対してか明文化する。月給制なら毎月働かなければならない。本場所出場だけでいいと言うことにはならない。巡業も当然の義務となる。
最後に伝統と言うことについて一言:
日本相撲協会の歴史はたかだか7、80年に過ぎない。親方や一部の元力士がいうように江戸時代の伝統がそのなかにどれだけあるのか。すでに明治のご一新で江戸相撲は相当の変質をしているはずだ。江戸相撲とは大きな断絶があると思われる。80年の歴史でも現在のカタチになったのはせいぜい4、50年のことだろう。よく考えることだ。
おっと、忘れてた。横綱審議会をどうするかな。財団法人として残すなら横審のヨイヨイおじいやおばあはリストラの対象だろうね。