本屋の店頭にあるDVDで沈まぬ太陽をリプレイしておった。熱心に見ている若者がおった。
それで思い出したが、この小説の映画化をJALが嫌がるのは分かるが、当時の自民党が猛烈な勢いで言論弾圧をしたというのだね。
中曽根もと首相は最初カネボウの伊藤淳二会長を日航会長に送り込んだりして改革にえらく積極的だったのに最後には自分の手で送り込んだ伊藤氏を追い出してしまった。その時にあれこれ画策したのが彼の官房長官だった後藤田正晴だった。
全体の流れが非常に奇妙だったが、中曽根君や自民党が猛烈にいやがったのはどうも、恩地君の労働問題ではなくて、小説のなかでそれとなく触れられている大損を出した先物取引のことだったようだ。
これはよほどおおごとだぜ。単純そうな前原誠司くんに扱える問題かどうか。こころもとない。政権をとって自民党の腐敗をあばくと鳩山君は昨日の施政方針演説で大見えをきったところだ。絶好の機会だよ。ぜひ生かしてくれることを期待する。
そのころの幹事長の一人は金丸信でやはり、先物予約問題をほじくられるのをエラク気にしていたという。小沢一郎は金丸信のバシリだったんじゃないかな。小沢が実務担当者だった可能性もある。前原君最後まで追求する勇気があるかね。