東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

辺野古日米合意とは、そも何ぞ

2009-12-05 15:17:25 | 社会・経済

鳩山君とアメちゃんの間で揉めている一件はどういうことなの ?

一部130円も取るなら新聞はきちんと報道しなければだめだよ。

自民党時代に合意した内容の再確認をしたいということか。

自民党が合意した案を速やかに実現しろ、ということなのか。

インターネットにもあまり情報がないようで(これから鋭意情報収集には努めるがとりあえず理解したところでは)、日米合意なるものは13年前に出来たものらしいね。それが地元の説得が出来なくて自民党政権で全く進展しなかった、こういう理解でよろしいか ?

アメリカはそれをどうしろ、というのか。自民党政権で十数年動かなかった案件を出来たばかりの政権に年内に実施せよと迫っているのか、そんなことが出来るわけがないではないか。

それとも、政権が変わったからせめて十数年前の合意でも再確認して頂戴というのか。

十数年動かなかったということは、政権が変わったのだがら、改めて問題を再検討するほうが、むしろ自然のように思われるが、そうじゃないかな。十数年に比べたら再検討にかかる時間は微々たるものだし、この際考え直せば、もっといい案が出てくるかもしれない。

あるいはまったく実現不能なら(13年も動かなかったというのはそういうことではないか)、鳩山首相たちのいう新しいアプローチを決断するのが一番現実的なことではないのかな。

& 如上の問題推移の要約が正しければ、日本民主党はアメリカ民主党にはめられたということだ。政権交代おめでとう、さあ、辺野古問題を直ちに決着しましょう、と詐欺師のように持ちかけられて、相手のペースに乗ってしまった。

別に民主党になったから、すぐに解決しようなんて誘いに妥当性はまったくない。むしろ、自民党さんでも十年以上も手こずって、沖縄住民の意向に逆らって強制執行が出来なかったことを政権基盤も固まらないわが党は出来ませんよ、ちょっと待ってくださいな、とでも言っておけばよかったのだ。

それを「トラスト ミー」なんて気を持たせたから、つけこまれた。アメリカ人に言ってはいけない言葉としてわれわれは二つの言葉を教えられたものだ。すなわち、サンキューとアイ アム ソーリーだが、これに加えてトラスト ミーなんて結婚詐欺師のような言葉も禁句に加えないといけない。

とにかく、外交交渉で相手のペースに乗ることが一番いけない。

次回以降予告、血と砂のトレード・バランスは日本に公正を保証しているか、など