今日の午後7時のNHKニュースで小沢一郎の凶悪獰猛な面相とやくざのごとくすごんだ言動に驚いた人も多いだろう。茶の間にああいうのはよくない。小沢の人格研究にはいい材料になるがね。
習近平とかいう男が天皇に謁見を強要し、小沢、鳩山がアシストしたという話題だが、問題は天皇の政治利用であるとして世間の非難があることだ。それにまず答えることだ。われわれ国民もどんな屁理屈が出てくるか興味がある。
批判をするなら辞表を出してからしろ、と宮内庁長官を恫喝して発言を封殺しようとするしかやることがないのか。そんなことは問題の本質ではないだろう。また、官僚がコメントを出したのを越権であるという批判で本論の目くらましが出来るものではない。国民をなめるなよ。
自民党の谷垣総裁、阿部元首相、それに民主党内でも批判が出ている。それらの意見に対して反論してみろ。権力をかさにきて役人を脅しつけるしか能がないのか。
宮内庁長官が批判しなくても、天皇陛下のスケジュールは公表されて、従来の慣例を踏みにじっていることは外部の人間にも明らかになる。長官が黙っていれば問題が起こらないと考えているなら小沢一郎は大バカ者だ。
もっとも、この政治利用についての小沢の反論はあったのかもしれない。NHKが宮内庁長官非難のところだけを取り上げたのかもしれない。そうならNHKは全部放映しなさい。
あるいは、日本のマスコミは馬鹿だから宮内庁長官のことばかり小沢に質問して、政治利用かどうかについての小沢の見解は聞かなかったのかもしれない。そうなら、マスコミは直ちに、質問を追加すべきである。
& 政治家の言動というのはたまにテレビでしか見ないんだが、なかでも小沢一郎はこれまでテレビの露出度が少ないから記者会見なんかあまり見た記憶がない。季節外れのマフラーをして腰ぎんちゃくに守られながら国会の廊下を歩く姿がときたまテレビに映るくらいだ。
記者会見でもぶすっとしていてアイソはよくないが、今日みたいに本性むき出しの躁状態というのは初めて見たよ。
こんなのが日本の政治の枢要な位置にいるということは背筋が寒くなるような気がする。
なにが、今日小沢一郎の「ハメを外した狂乱興奮ぶり」の原因なのだろうが。小沢もこれでオワだね(オワリくさいね)。