普天間基地の移転問題のいわゆる「合意」見直しで日米関係が損なわれるわけがない。
国会で批准された条約ではあるまいし、胡散臭い合意が折に触れて見直されるのは当然である。
普天間「合意」の見直しで損なわれるのは、この合意に関係した日米の官僚たちと一部政治屋のメンツだけである。
& おっと忘れていた。付け加えておいたほうがいいだろう。普天間移転を見込んで利権に唾をつけていた連中の利益も損なうことになる。
合意は13年間も実施されていないわけだが、それでもかまわないのだ。なぜなら、その間、毎年百億円近い金が振興費というか保証という名目で地元に落ちているのだ。税金で。当然、その相当部分は関与している政治屋の懐に入っている。
民主党は来年度予算でも、見直し云々にかかわらず例年と同じく七十億だか百億の金をこの件だけで沖縄に予算をつけるようだ。
また、工事を見込んで土木、建設会社の利権あさりもある。工事に使う砂利を確保するためにそういう連中が山を買いあさってしまったそうだ。
要するにだね、日米合意を見直すと、損なわれるのは日米官僚のメンツと政治屋の利益だ。
しかし、そうは言えないから日本の安全保障が損なわれるなんて国民を脅かすのである。
さて、小沢一郎が600人の団体のツアコンになってチャイナに出発した、する? らしいが、普天間見直しという土産を持っていくから、チャイナ詣ででから帰ってくるまでは鳩山首相に決断をさせないわけであった。
人民大会堂でコキントウに謁見をたまわった時に、「普天間見直し」の御褒美に出るかな。
南海油田から撤収するとかさ、あるいは尖閣列島はそちの領土であるぞと安堵状でもくれるかな。小沢一郎君、政治生命がかかっておるぞよ。