第六戦か、テレビの解説者が一様に首をひねっていたが、当日の配球がいつもとまったく違う。ストレートの比率が非常に高いというのだ。大事な試合で選手本人が新しい配球スタイルを試すわけがない。
捕手のアイデアか。それも考えにくい。妥当な推理は星野監督が島捕手にそう指示したのだろう。理由はなにか。あまり楽天の試合はみていないが、解説者たちの話を聞いていると、彼はちんたらやっていて、ランナーが出てピンチになってからギアを上げるというのだな。それも変化球とストレートをうまく組み合わせて。立ち上がりもよく打たれるとか。
この田中のスタイルには大リーグのスカウトもアメリカではあのやり方は通用しないといっていたとか。それで、星野が最初からストレートで全力でやれと指示したのだろうか。案の定、彼は打たれた。
星野が大事な試合にそのような指示を出した理由はなんだ。いろいろ考えられるね。立ち上がりのよくない田中投手に最終戦でクローザーをやらせたり、星野監督の本音を聞きたい。