一日目に出てきた報道をみるかぎり、明明白白な事件であるようだ。しかし検察スジ(氏名不詳)では立件は難しいという(毎日新聞)。
読むとどうも小沢一郎事件と同じだ。報道が出るまでどの程度時間的余裕があったかしらないが、猪瀬都知事は弁護士などと対応を準備していたことは間違いない。立件を逃れる勘所は予習していたようだ。
魔に取りつかれた(一瞬悪魔が憑依した)というのが一番同情的な解釈かな(注)。
もう一つの(好意的)解釈はボケである。本格的なボケの始まる前に間欠的にボケ状態になる。ボケの特色に、金銭に対する執着がこれまでの人格では考えられたいほど強くなることがある。
徳洲会行きは石原慎太郎氏の指南という報道もある。これもボケを考えてもおかしくない(年齢を考えると)。
オリンピック招致の段階でイスラム社会の批判をしたのも、常識的には考えられないことで、判断力が瞬間的に断裂するボケ状態だったのかもしれない。
注)「魔が差した」というのが一般的表現である。私は一般的表現を使わないのであしからず。