そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

検察の独断を問う

2010-09-10 | 政治と金

今年2月に書いたが概ねその通りに、元厚生労働局長の村木厚子氏が無罪判決を受けた。当 初から胡散臭い事件であった。民主党議員の石井一からの依頼を実証できなかった。検事調書の殆どの内容が否定されている。何よりも村木氏の一貫した無罪の姿勢が勝ち取った結果だと思える。http://okaiken.blog.ocn.ne.jp/060607/cat10835093/index.html

こうした事件を見るにつけ、今回の大阪地検のなんと杜撰な調査と、恣意的な立件であったことImagesが伺われる。10月号の『文藝春秋」で彼女は「特捜検察官はみんなやっていることである。、いつもと同じことをやっているのに何でおれたちだけがこんな目に会うのだ。」と発言しているようである。検察は、戦前の特高の名残を引きずっている。調書は、通常は検察の筋書きに沿って進められるのである。

今回の村木氏の弁護士は、弘中惇一郎氏である。弘中氏は、鈴木宗男の弁護人でもあった。彼は「鈴木と村木の事件は全く同じ構図の事件である」と、断じている。確かに鈴木宗男に関しては、やまりんの贈収賄事件一つ見ても一旦問題になったものの、数年経ってからの立件である。その他妙なことも少なからずある。

村木氏の事件について関係者は一様に、これは氷山の一角であると発言する。彼女は幸運だったと言われている。検察側の証拠内容の全てが、関係者の発言やアリバイなどによって否定されている。なるほどこのところこうした、検察や警察の不当捜査や立件は枚挙にいとまがない。

検察がこんなにいかがわしい捜査と立件を行っているようでは、悪徳政治家などと報道されている人たちも、本当にそうであるのか疑わしくなる。又、本当に違法行為をやっている連中も、検察の悪口を言って世間の同情をかうことになる。検察調書至上主義も問題である。そのための、取り調べの内容の客観的な照明方法も問われるであろう。

今回自らも官僚である村木氏は、検察は何処からも咎められるシステムを持っていない。自らが猛省するべきとやんわりと発言している。つまり、こうした事件のでっち上げをいくらやっても、彼らは何も咎められないのである。唯一出世に汚点が残るだけである。

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