そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

菅内閣のジレンマ

2010-09-17 | 政治と金

「僅か3ヶ月で変えて良いのか」「刑事被告人になる可能性のある人物を首相に据えて良いのか」今回の、民主党首選挙で最も説得食のあった、2つのフレイズである。そして、排除法という001べきか積極的に選択されるというよりは、こうしたとりあえず菅にしておくべきとの結果である。

民主党と内閣の顔ぶれが決まった。議員総会にはいつものように、小沢一郎は欠席していた。居場所のない会議には、小沢は以前から欠席する傾向にある。何処かで演説をやっていたようだが、小沢一派をこうした時にこそ手なずける、いい機会であったにもかかわらず、菅は組閣で小沢外しをやってのけた。小沢に投票したが入閣したのは、小者ばかりである。もう少し黙っておいて欲しいのであろう。

ノーサイドとはここで終わるはずである。実際はキックオフの時期である。議員を真っ二つに割っておきながら、もう片方に殆どお呼びがかからない。小沢に代表代行を見せたが、蹴ることを解った上での要請であったかに見える。

小沢は期の熟するのを待っているのだろうか。今度こそ最後になる政界再編をもくろんでいるにしては、動きが鈍いように見える。いずれにしても、何かスキャンダルかカネの問題が起きれば、とん挫しそうな内閣に見える。

元鳥取県知事の片山総務大臣以外には目新しいものが見当たらない。外務大臣になった、前原は思想的には安倍晋三に近く、中国が騒いでいる尖閣列島の漁船問題は、さっそく彼にとっては自説を通すことのできない難問題となった。菅内閣の最も危険な部分になりかねない。

普天間は矛盾した言い回しの中で動きが取ることが出来ないだろう。知事選挙を待ってるかに見えるが、単なる時間稼ぎでしかない。これも前原の仕事となる。菅の次を狙う位置にある男に、糞を握らそうとする作戦のようにも思える。

コメント (2)
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