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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

次を睨んだ前原の辞任

2011-03-07 | 政治と金

 前原誠司外相が辞任した。彼とは小中学校が殆どの同じところであった。この辺りには、民もいれば韓国人もいる。子供たちにとって110307は全く関係なく生活していた。何か物事が起きた時にそのことが問題になる程度である。今回前原に献金した人物の名前は知ら ないが、苗字に金や張等がついていとは限らない地域である。韓国籍を意識させない社会は健全であるといえる。

 報道によれば、献金者は同じ町内会で長年暮らしている人のようである。5万円を2度ほど献金した記憶があるらしいが、韓国籍であることは前原も知らなかったようでもあるし、この焼肉屋を経営している”ガイコクジン”も、献金が違法であることは知らなかったようである。犯罪意識もなく、献金額も多くはない。献金を禁じた趣旨から大きく外れる事例と言える。この程度のことで一国の外相が辞任すのは、何が優先的な問題か、どちらがより大きな課題であるかを見失うことになる。

 こんな些少なことを誰が調べたと真っ先に感じた。スキャンダル探しを懸命にやった、同じ京都の自民党議員が得意げに追及する姿は、なんとも情けない。政治を語っているのか、この国の未来を論じているのかと問いたいものである。私は、右翼の前原が嫌いである。しかい、今回のこの件に関しては、彼を擁護したいところである。国会が、アラ探しによって動くのは何とも情けない。

 しかし、辞任した前原の本心はここにあるとは思えない。一つは小沢一郎への当てつけと思えるのである。未だに潔癖を理由にゴネまくる姿と、自分を対比させることで、際立たせたかったのであろう。

 もう一つは、沈みかけている菅政権の泥船から身を引くのには良い機会だったと、判断したのであろう。今回の辞任劇は次への布石と見て良いだろう。韓国にも好印象を残した。次を狙う前原らしい潔癖を打ち出すためには、止まる選択はなかったと思える。

 それにしても重要閣僚が数カ月で代わって、国政が正常に動くとは思えない。首相ですら、1年持たないこの国の閣僚なら仕方ないかもしれないが、政治の混迷は何処までも続く。

左のフォトアルバムに<どうするエゾシカ>をアップしました。

コメント (6)
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