どうやら死者は2万人を越えそうである。海外メディアは第2次世界大戦以後最大の惨事であると報じている。その海外メディアの最も大きな関心は、原発事故である。
お人好しの日本人は、想定外の 地震であったと言い訳されて、事故を受け入れようとしている。しかし、原発反対する側に対しては、あらゆる事故を想定していると、安全性をことさら強調していた。このところ、CO2を出さない発電施設とした、クリーンをことさら強調している。
原子力発電は、核融合で得られた熱で起こす蒸気タービンによって発電する、発電施設である。極めて原始的で素朴な仕組みでもある。不安なのは発生する放射性物質とその後の廃棄物の管理が、どう考えても出来ない施設でもある。
プルサーマルや汚染物質の処理については、単なる先送り作業でしかない。次世代につけを回すだけのことである。仮に汚染物質を100年程度の安全が保たれても(せいぜい100年程度である)、稼働施設の安全性の問題は残る。
それが今回、図らずも露呈したのである。事故対策は万全と公言していたが、柏崎原発の一部は未だに稼働していない。
東電の発表はどこかぎこちなく、事故の全容は公表していると思えない。編集したビデオを公開したこともあったが、これまでがそうであったように、現在もそうであろう。原発事故の発表はことごとく後ほど訂正されている。
時間が経ってみな刈れば全容は解らないが、少なくとも福島第一原発の、3機は炉心溶融は起きているらしい。冷却が成功したと言いながらも、次々と水蒸気爆発(?)を繰り返している。核施設の決定的な事故が起きているかもしれない。発表時期のタイミングを見計らっているのではないか。
今回の震災についてもう一つ。韓国からの人的な協力や援助、物資の援助を断るべきである。この国は口蹄疫が現在も発生している。ニュージーランドが断ったように、日本の家畜防疫の観点から、丁重にお断りするべきである。