添付の資料を見ていただきたい。 OIE(世界獣医疫事務局)などによる、09年1月から先月までに、判明している口蹄疫の発生の数である。(クリックすると大きくなります)
日本では宮崎で、徹底した殺処分と消毒と隔離によって、半年で正常への足掛かりが得られた。殺処分には相応の補償もある。
広大な土地とはいえ、中国でこれだけの口蹄疫の発生が確認されていて、しかもその対策と発病実態についての情報は極めて乏しい。繰り返すがこれは、判明しているだけの実体である。
今回の高速鉄道の対処を見ていても解る通り、中国では検証ということがおよそなされていない。事故発生については、関係者への極めて重い処罰と、隠ぺいで乗り切っている。
事故車両を埋めようとしたのが、その良い例である。あるいは、牛乳へメラニンを混ぜて、たんぱく質検査の値を高く見せようとした、関係者は死刑にされている。これでは現状の把握はもちろんのこと、事故後への十分な対処が出来るとは思えない。
今日(8日)中国は新たな原発を稼働させた。福島以後世界で初めてである。これで14基稼働することになり、現在建設中のものが27基ある。止めるつもりはないと宣言している。とても怖ろしいことではいか。
こうしたことを考え合わせると、せめて日本の畜産関係者は、中国へ入ってもらいたくはないのである。