そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

世間知らずの山本太郎に議員辞職を要求する自民党

2013-11-02 | マスコミ報道

山本太郎参議院議員が、園遊会で天皇に手紙を渡したことが問題になっている。山本の非常識と見識のなさは、タレント上がりの経験不足の世間知らずであるから仕方ないことである。

天皇にそんなもの渡してどうなるのか、判断できなかったのであろう。あるいは天皇が仮に、震災後に被爆した地域の悲惨な現状を認識したところで、どうなると考えたのであろうか。山本は天皇を買いかぶっているのか?天皇が何か差し金してくれれば、状況が好転するとでも思ったのだろうか?いずれにしても、浅薄な思いつきレベルの考えである。

今の与党の自民党は、安倍晋三を頂点に戦前の天皇を元首に据え置く体制を志向する、国粋主義者の集団である。彼らにとって、山本のとった行為は、まさしく『不敬罪』で容認しがたい行動である。戦前なら死刑モノである。

不敬罪のない現在、山本を攻撃する根拠は”天皇の政治利用”で非難するしかない。自民党の右翼どもは、一斉に山本の行為を手厳しく批判している。山本は、自民党の触れてはならない部分、逆鱗・タブーに手を出したのである。

社会通念から考えれば大した行為ではないが、自民党は本気である。辞職に値すると、議員辞職勧告案を提出するようである。組織のない山本は誰にも擁護してもらえない。共産党でさえ、非常識と断じている。他の野党もあきれかえったコメントを出している。

山本は予想外の展開でキョトンとしたまま、事の成り行きの広がりに驚いている。いずれにしても大したことではない。与野党が天皇を巡って政治利用しているとしか思えない。極めて低レベルの政治ショーと言える。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港