自民党が次第に本性を露わにし、横暴になってきている。自民党沖縄県連の翁長政俊会長、照屋守之幹事長らに対し18日自民党本部で石破茂幹事長は、県連が公約に掲げている米軍普天間飛行場の県外移設を取り下げるよう促した。
日米両政府が合意する普天間の、辺野古への移設を推進するとの党本部方針への同調を求めた。県外にこだわると「普天間の固定化が確実になる」、つまりかえってひどくなると脅したのである。県民の感情などを配慮した沖縄県連の、党本部と異なる方針の意味を理解しようとせず、強硬な手法に出た。このままだと、沖縄県連を除名するかもしれない。
一方、特定秘密法案についても、維新の会とみんなの党とは協議する姿勢を見せてはいるが、今国会での決着を探っているのである。多数を背景に強硬な姿勢は崩してはいない。
この法案の本質は、国家権力が都合によく独断で”秘密”扱いができることである。今は多くの論議もあるが、時がたてば法案は一人歩きをすることになる。権力者がなんとしても手にしたい権利である。協議の姿勢を見せながらも、協議内容を骨抜きにできる文言で飾り法案を通すつもりである。
NSCもそうであるが、衆議院の圧倒的勝利の結果であろう。それとも、来年春の消費増税までの駆け込み需要で、アベノミックスが張子の虎であることがばれて破たんする前に、何でもやろうというのであろうか。