そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

秘密保護法とは国民を守るものではない

2013-11-04 | 政治と金

以前に本ブログで「Img_2667爆発で拡散させたが、放射能汚染を放置したのである。

このことの重要性は、放射能や核の恐怖にだけあるのではない。ソ連はあらゆる、核開発に関する情報を隠ぺいしたのである。国家の機密に関することであり、安全保障上から何ひとっと言っていいほど、情報を出すこともなく残しもしなかったのである。

その後ソ連は崩壊したが、爆発の規模や廃棄した汚染物質の質も量も時期も分かっていない。国民は後遺症に悩まされ続け、国家は60年経過の後に、住民を移転させるのがせいぜいである。保障など根拠になるもなく、あるべくもない。

国家が秘密を守るとは、こういうことを言うのである。国民の健康や環境汚染のことなど、秘密保護の対象にすらなっていない。

中国の情報操作も同質である。少数民族を力で抑え込むためには、不都合な情報は隠ぺいする。国家にこうした機能を持たせることは、国民が相応の覚悟をしなければならないことである。

戦争の出来る国家、不都合な情報は隠ぺいする国家、不都合な人物を拘束する国家、都合の良い施設や人物を支援する国家、そういう国家へと秘密保護法と、国家安全保障局は誘うのである。

コメント (2)
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